アッハーズ
- 知能
- 高い
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 敵対的
- 言語
- なし
- 生息地
- 不明
- 知名度/弱点値
- 28/33
- 弱点
- 魔法ダメージ+3点
- 先制値
- 27
- 移動速度
- 20(浮遊)/-
- 生命抵抗力
- 26 (33)
- 精神抵抗力
- 28 (35)
| 攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 牙(頭部) | 24 (31) | 2d+20 | 24 (31) | 17 | 226 | 116 |
| 体当たり(胴体) | 25 (32) | 2d+18 | 24 (31) | 22 | 312 | 187 |
| 爪(右腕) | 25 (32) | 2d+20 | 25 (32) | 19 | 252 | 37 |
| 爪(左腕) | 26 (33) | 2d+22 | 23 (30) | 20 | 264 | 29 |
| なし(霧) | ― | ― | ― | 0 | 120 | ― |
- 部位数
- 5(頭部/胴体/右腕/左腕/霧)
- コア部位
- 胴体
特殊能力
●全身
[◯]通常武器無効
[◯]精神効果無効
[◯]魔法ダメージ減少=5点
受ける魔法ダメージを常に「5」点、軽減します。
[◯]蔓延する災禍/33/必中
この魔物による、毒属性または病気属性のダメージを直接の原因として死亡したキャラクターは、10秒(1ラウンド)ののち、その死体から毒と病を撒き散らすようになります。
毒と病を撒き散らすようになった死体は、10秒ごと、この魔物の「[▶]病毒の霧」と同様の効果を発生させます。そのダメージによってあらたにいずれかのキャラクターが死亡するなら、その死体にもまた、「[◯]蔓延する災禍」は適用されます。
これは達成値33の呪い属性の永続的な効果としてあつかい、【リムーブ・カース】などによって解除できます。10秒以内に解除して未然に防ぐことも、10秒を過ぎてしまってから解除して中止させることも、いずれも可能です。
[>>]転移
「射程:1(10m)」で「対象:任意の地点」に瞬間移動します。
これは“移動”とはみなさず、したがって、移動に関するあらゆるルールが適用されません。
この能力を使用すると[部位:胴体]が10点のMPを消費します。
この能力は10秒(1ラウンド)に1回しか使えません。
●頭部、胴体
[◯][🗨][▶]魔法適性
戦闘特技《マルチアクション》《ターゲッティング》《鷹の目》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大すべて》《クリティカルキャストⅡ》《ルーンマスター》《ワードブレイク》を習得しています。
[◯]マナ充填=10点
手番の終了時にMPが「10」点、回復します。
●頭部
[◯]限定2回行動
1ラウンドに主動作を2回おこなえます。
ただし、「[▶]惨毒のブレス」と「[▶]衰滅のブレス」は、いずれか一方しか使用できません。
[◯]呪怨の牙
「牙」による攻撃は、呪い属性の魔法ダメージを発生させます。
[▶]神聖魔法12レベル/魔力22(29)
[▶]惨毒のブレス/25(32)/生命抵抗力/半減
「射程/形状:2(30m)/射撃」で、「1エリア(半径5m)/15」に霧状の強酸を吐きつけ、「2d+20」点の毒属性の魔法ダメージを与えます。
抵抗に失敗したキャラクターは、防護点が-2されます(防護点は0を下回りません)。これは毒属性の永続的な効果としてあつかい、繰り返し受けることで累積します。
この能力は連続した手番には使えません。
[▶]衰滅のブレス/25(32)/生命抵抗力/半減
「射程/形状:2(30m)/射撃」で、「1エリア(半径5m)/15」に衰弱作用をもつブレスを吐きつけ、「2d+20」点の病気属性の魔法ダメージを与えます。
抵抗に失敗したキャラクターは、生命抵抗力判定と回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。これは病気属性の永続的な効果としてあつかい、繰り返し受けることで累積します。
この能力は連続した手番には使えません。
●胴体
[◯]2回行動
[▶]真語魔法、操霊魔法、深智魔法12レベル/魔力22(29)
●腕(右腕、左腕)
[◯]劇毒の爪/必中
「爪」による攻撃が命中したとき、その対象に「2d+14」点の毒属性の魔法ダメージを与えます。
[◯]死病の爪/必中
「爪」による攻撃が命中したとき、その対象に「2d+14」点の病気属性の魔法ダメージを与えます。
●右腕
[🗨]牽制攻撃Ⅲ=命中力判定+3
[◯]連続攻撃Ⅱ
●左腕
[🗨]全力攻撃Ⅱ=+12ダメージ/リスク:回避力判定-2
[▶]一掃
近接攻撃可能な任意のキャラクターすべてに対し、「爪」による近接攻撃をおこないます。
この能力は連続した手番には使えません。
●霧
[◯]非固体の災い
あらゆる物理ダメージを受けつけません。
「対象:1体」の魔法や効果では、魔法ダメージも受けつけません。
ただし、回避力判定を要求された場合には、判定をおこなわずに自動的に失敗します。
[◯]攻撃障害=不可・不可
- 対象
- 他の部位すべて
- 喪失条件
- [部位:霧]のHP0以下
[◯]魔法障害=+4
この魔物の他の部位を対象に含む魔法行使判定は-4のペナルティ修正を受けます。
[部位:霧]のHPが0以下のあいだ、この能力は失われます。
[▶]病毒の霧/23(30)/生命抵抗力/半減
「射程:自身」で、「全エリア(半径30m)/すべて」の対象を毒と病気によって蝕み、「2d+20」点の、毒かつ病気属性の魔法ダメージを与えます。
[◯]再生=10点
手番の終了時、HPが「10」点、回復します。
[部位:霧]のHPが0以下のあいだ、この能力は失われます。
戦利品
- 自動
- 魔力を帯びた品(2,000G/金白S)
- 2~6
- なし
- 7~12
- 魔法文明時代の術具(11,000G/金白SS)
- 13~
- 魔法文明時代の未知の術具(36,000G/金白SS)
解説
左右非対称のいびつな腕をもつ、体長5~7mほどのアンデッドです。脚にあたるものはなく、魔法の力で浮遊して移動します。頭にあたる箇所に、原型をとどめないほど爛れた“人の顔”らしき部位がありますが、それはブレスを放つための器官にすぎません。この魔物の核は、胴体の中にこそあります。
未知の毒と病を宿しており、周囲のあらゆる生命を見境なく死に誘います。魔法も行使しますが、それよりも、毒と病の力のほうがはるかに凶悪です。
アッハーズが発生したのは、魔法文明時代だと言われています。
もともとは、とある操霊術師が新たな魔法を開発していたときのことです。儀式が暴走し、国ひとつが毒霧の中に沈みました。
それから間もなくして、その事件における死者――術師自身を含みます――の怨念が寄り集まり、一体のアンデッドとして形を成しました。それこそが、アッハーズの発生です。
以来、アッハーズは世界各地を徘徊しています(どのような基準で行き先を決定しているのかは不明です)。
アッハーズについては、確度の高い記録がほとんど存在しません(前述の発生経緯も、真偽の定かならぬ口伝でそう伝わっているに過ぎません)。
これは、アッハーズが現れた一帯では、あらゆる生命がすぐに死に絶えてしまうためです。当事者が記録を残すことも、目撃者を生還させることも、いっさいを許さずすべてを死に至らしめる、最悪のアンデッドである……という点のみが、揺るがざる事実として認識されています。