ボルグポイズナー
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 3
- 言語
- 汎用蛮族語、妖魔語、ドレイク語
- 生息地
- 森、山、洞窟
- 知名度/弱点値
- 18/23
- 弱点
- 物理ダメージ+2点
- 先制値
- 20
- 移動速度
- 19
- 生命抵抗力
- 17 (24)
- 精神抵抗力
- 15 (22)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
武器 | 16 (23) | 2d+14 | 14 (21) | 7 | 111 | 28 |
特殊能力
[◯]毒耐性
毒属性の効果に対する生命・精神抵抗力判定に+4のボーナス修正を得ます。
さらに、“達成値20以下であるか、または、自身の能力に由来する”毒属性の効果に対しては、自動的に抵抗に成功したうえで、「抵抗:消滅」とみなします。
[◯]毒匠/18(25)
基準値18(25)で「薬品学判定」をおこなえます。
[▶]解毒/18(25)
「射程:接触」で、毒属性の効果ひとつを強制的に解除します。このとき、自身の能力に由来する効果に対しては、達成値の比べあいの必要なく、自動的に解除できます。
対象の毒に対する「薬品学判定」に成功している場合、達成値に+4のボーナス修正を得ます。
[🗨]牽制攻撃Ⅲ=命中力判定+3
[🗨]薙ぎ払いⅡ=最大5体までに近接攻撃
[◯]痛恨撃
打撃点決定の出目が「10」以上であった場合、ダメージに「9」点を追加します。( 2d[>=10:+9]+14 )
[>>]毒液塗布
使用に際し、毒の種類をひとつ選択します。
続く10秒(1ラウンド)のあいだ、「武器」による攻撃によって1点以上のダメージを与えるたび、その攻撃対象に選択した毒の効果を与えます。なお、毒に対しては別途、達成値が決定され、抵抗も発生します。
この能力は10秒(1ラウンド)に1回のみ使用できます。
[▶]毒瓶の投擲/17(24)/回避力/消滅
使用に際し、毒の種類をひとつ選択します。
「射程/形状:1(10m)/射撃」で、「対象:1体」に、毒液の入った瓶を投げつけ、命中したならば「対象:1体全」に選択した毒の効果を与えます。
この能力自体への抵抗(回避力判定)のほかに、毒に対しては別途、達成値が決定され、抵抗も発生します。
[▶]毒煙玉の投擲/必中
使用に際し、毒の種類をひとつ選択します。
「射程/形状:1(10m)/射撃」で、「対象:1エリア(半径6m)/すべて」に、煙玉によって毒物を散布し、選択した毒の効果を与えます。
この能力自体は必中ですが、毒に対しては別途、達成値が決定され、抵抗も発生します。このとき、毒の達成値は本来より「2」だけ低いものとしてあつかいます。
[◯]多彩なる毒
「[>>]毒液塗布」「[▶]毒瓶の投擲」「[▶]毒煙玉の投擲」の使用においては、「[◯]出血毒」「[◯]窒息毒」「[◯]麻痺毒」「[◯]石化毒」「[◯]昏睡毒」から一種類を選択し、その能力にもとづいて毒を与えます。
[◯]出血毒/24/生命抵抗力/短縮
対象は、以降、手番を終了するごとに「 2d 」点の毒属性の魔法ダメージを受けます。
この効果自体も毒属性で、3分(18ラウンド)にわたって持続します。持続中に再び受けた場合、対象が抵抗に失敗していたなら、効果時間が「3分(18ラウンド)」だけ加算されます。
[◯]窒息毒/23/生命抵抗力/消滅
対象は発声と呼吸をおこなえなくなり、行動判定に-1のペナルティ修正を受けます。
またこれによって、魔法行使をはじめ発声を条件とする能力や、練技をはじめ呼吸を条件とする能力を使用できなくなります。
この効果は毒属性で、30秒(3ラウンド)にわたって持続します。繰り返し受けたとき、その発生ごと個別に持続時間を管理し、行動判定へのペナルティ修正は合算して適用されます。
[◯]麻痺毒/22/生命抵抗力/消滅
対象は全力移動をおこなえなくなり、移動力が-10され、回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
この効果は毒属性で、10分にわたって持続します。繰り返し受けることで、移動力の減少と回避力判定へのペナルティ修正は累積します。
[◯]石化毒/21/生命抵抗力/消滅
対象に石化進行(器用度 or 敏捷度/-12)(⇒『Ⅱ』368頁,『ML』65頁)の効果を与えます。
この効果は毒属性で、3分(18ラウンド)にわたって持続します。
石化が完了したなら、その石化は永続し、毒属性とはみなしません(よって、【キュア・ポイズン】等では解除できず、【キュア・ストーン】等が必要となります)。
[◯]昏睡毒/20/生命抵抗力/消滅
対象は意識を失い、気絶します。これは1時間にわたって持続します。
この効果は毒属性ですが、【キュア・ポイズン】等によって毒を解除しただけでは、対象は睡眠と同様の状態(=「精神効果(弱)」属性による意識喪失)にあるとみなし、ただちには目覚めません。一方、【アウェイクン】のような覚醒効果をもつ手段であれば、(達成値の比べあいで上回ることを前提として)毒の消去と覚醒を同時に達成し得ます。
[>>]ポーション服用
携行していたポーションを服用し、自身のHPを「 2d+21 」点、回復します。
この能力は、10秒(1ラウンド)に1回まで、かつ、一度の戦闘で3回まで使用できます。
この魔物の戦利品〈テインテッドポーション〉は、その戦闘における使用回数の残りの分だけ得られます。3回とも使用していた場合には、得られません。
[◯]特殊な戦利品/毒殺者の解毒薬
戦利品〈毒殺者の解毒薬〉は、〈アンチドーテポーションⅡ〉(⇒『Ⅱ』248頁,『ET』107頁)と同様の効果をもちます。また、この魔物がもたらした毒属性の効果および石化に対しては、「振りかけて使用可」とみなし、さらに達成値を問わず消滅させられます。
戦利品
- 自動
- 蛮族の命令書(500G/白A)
- 自動
- 手入れの行き届いた武器(1,000G/黒白S)
- 自動
- 〈毒殺者の解毒薬〉(1,000G/金白S)×1d
- 自動
- 〈テインテッドポーション〉(⇒『BR』65頁,売却価格250G)×可変個
- 2~6
- 毒殺者の毒薬(1,130G/赤緑S)
- 7~11
- 毒殺者の劇毒薬(3,370G/赤緑S)
- 12~
- 毒殺者の致命的な毒薬(11,270G/金赤緑SS)
解説
ボルグ(⇒『Ⅰ』441頁,『ML』69頁)のうち、毒物の扱いに熟達したものです。日々、動物や植物から毒を採取し、それを精製して活用するための研鑽をしています。
多様な毒を使い分け、敵に本領を発揮させないまま死に至らしめる、おそるべき存在です。また、毒物そのものや解毒についても優れた知識をもっており、他の蛮族からその能力を頼られていることがあります。
人倫を意に介さぬ実験の賜物か、かれらの毒薬についての技術は、人族社会よりも先進的です。そのため、ボルグポイズナーが携えている毒物は、人族の研究者たちが高値をつけて欲します。