魔法がもたらす現象には、さまざまなものがあります。それらの中でも、“直接に破壊的な現象をもたらす”魔法こそが最も実践的であるとして、その思想を徹底したのが、「ラーグドゥーラ派・魔壊覇党」です。

ラーグドゥーラとは、かつて存在したバジリスクの名であり、この流派の代表的人物を指しています。ラーグドゥーラ派は、かれを頂点とする階層構造をとっており、上位者の意向は絶対のものとして下達されました。

魔壊覇党の基本にして極意は、徹底した直接攻撃にあります。これは多くの蛮族の好むところであり、オーガ族やミノタウロス族などをはじめとし、さまざまな蛮族らを門下としました。単純ゆえに状況を選ばない汎用性と、使い手の数の多さも相まって、さまざまな抗争の場で多くの戦果をあげた――と記録されています。

なお、同時期に隆盛した他流派に【クァンゼイル派・｜魔操秘法《まそうひほう》】があり、思想を真逆とするこれらの流派は、互いを敵視し、戦争状態にありました。ラーグドゥーラとクァンゼイルが相打ちとなって以降、敵意は凝り固まり、こんにちまで引き継がれています。

流派装備

これらの流派装備は、流派の思想を反映して、すべて直接的に危害を加えるための魔法行使を補助するものになっています。

いずれもが稀少なマジックアイテムであり、入手は容易ではありません。