平和を蝕む魔神崇拝者
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 状況による
- 言語
- 交易共通語、魔神語、魔法文明語
- 生息地
- さまざま
- 知名度/弱点値
- 14/―
- 弱点
- なし
- 先制値
- 14
- 移動速度
- 15
- 生命抵抗力
- 13 (20)
- 精神抵抗力
- 15 (22)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
武器 | 0 (7) | 2d-2 | 0 (7) | 2 | 71 | 85 |
特殊能力
[◯]狡猾な偽装
特殊な魔法や道具などを駆使し、狂神信仰や魔神崇拝が露見しないように偽装しています。
この魔物に対して取り調べなどをおこなっても、ラーリスを信仰していることや、魔神使いの能力を有することを突き止められません。これは【ディテクト・フェイス】などの魔法的な手段を含めて、達成値27以下の行為では、いかなる方法であっても同様です。(魔物知識判定を試みても、それらの素性を推定するに足る能力は、達成値27以下であるかぎり判明しません)
ただし、「召異魔法を行使する瞬間を目撃した」「身辺からラーリス信仰の品を発見した」などの合理的な疑いをもつキャラクターに対しては、このかぎりではありません。(そのような場合、GMは、この能力を無効としたり必要な達成値を低下させたりしてください)
また、この魔物が戦意を有する戦闘の最中(戦闘前処理をふくみます)にはこの能力は適用されず、魔物知識判定によって能力の全容を知ることができます。
[▶]神聖魔法2レベル(ラーリス)/魔力7(14)
[▶]召異魔法11レベル/魔力16(23)
[◯]外法の召異術
道徳をかえりみない供物や契約などによって、一部の魔法行使の消費を免除されています。
以下に挙げる4つの魔法的能力について、MP消費を管理しません。
[>>]【デモンズブレード】
続く1Rのあいだ、命中力を「16(23)」、打撃点を「 2d+24 」に変更します。
この効果を受けているあいだに近接攻撃で与える適用ダメージは、つど、HPに与えるかMPに与えるかを選択できます。
(同名の魔法によるものとみなします)
[>>][△]【デモンズドッジ】
続く1Rのあいだ、回避力を「13(20)」に変更します。(同名の魔法によるものとみなします)
[>>][△]【デモンズタックス】
続く3Rのあいだに、最初に近接攻撃または遠隔攻撃から物理・魔法ダメージを受けたとき、その攻撃者に「11点」の確定ダメージを与えます。(同名の魔法によるものとみなします)
[>>][△]【アンチマジックバリア】
続く18Rのあいだに、最初に遠隔攻撃または「形状:射撃」の効果から魔法ダメージを受けるとき、それを「-5点」します。(同名の魔法によるものとみなします)
[🗨][▶]魔法適性
《魔法拡大/数》《ワードブレイク》を習得しています。
[◯][△]セージ技能8レベル/知識判定パッケージ基準値13(21)、[◯]弱点看破
[◯]社会的地位
任意の一般技能を8レベルで習得しているものとしてあつかいます。
GMは、レベルを上下させてもかまいません。
[◯][剣の加護/運命変転]=2dの出目を反転&+2
[◯]要提出戦利品
この魔物の戦利品は、物証として公的機関(衛視や保安官など)から提出を求められます。
とはいえ、その場合も、原則として記載と同額の現金が“謝礼金”として支払われます。
そうした事情から、この魔物の戦利品を〈粗製のマテリアルカード〉とすることは推奨されません。もし何らかの理由でそうする場合、色分類はすべて「黒白」となります。
GMは、状況を加味したうえで、この能力を無視して通常の戦利品と同様であるとしてもかまいません。(たとえばこの魔物が“奈落の魔域”によって生み出された存在である場合などは、そうするのが妥当でしょう)
戦利品
- 自動
- 巧みに偽装された狂神の聖印(600G)
- 2~4
- 魔神を象った宝飾品(500G)
- 5~11
- 魔神を象った宝飾品(500G)×1d
- 12~
- 外法魔神使いの術具(4,500G)
解説
人族社会に紛れながら、隠れて魔神崇拝に邁進する外法の者です。影で犯罪行為に手を染めながらも、表面上はそれを隠し、知られざるなかで平和を蝕んでいます。
神官としての腕はさほどではないものの、狂神の信奉者でもあり、きわめて身勝手で反社会的な価値観・思想を有します。それでいて表向きはそれを隠し通すだけの狡猾さこそが、最も恐るべき点とも考えられます。
こうした者の多くは、むしろ社会的に一定の地位を有しています(魔神使いとしての腕を磨くには、少なからず資本を要することが、その大きな理由でしょう)。ゆえに、仮に素性を知り得たとしても告発は容易ではなく、下手をすると告発者の方が罰されるおそれすらもあります。
一般的な(魔術師ギルドやイーヴ神殿などに認められている)召異術師とは異なり、非道徳的で危険な契約を魔神と交わしています。それもあって、魔神使いとしての純粋な戦闘力はかなりのものであり、いざ荒事になったとしても敵対者すべての“口を封じる”だけの力をもちます。