マジノヘク
- 知能
- 命令を聞く
- 知覚
- 機械
- 反応
- 命令による
- 言語
- なし
- 生息地
- 遺跡、平原
- 知名度/弱点値
- 18/21
- 弱点
- 魔法ダメージ+2点
- 先制値
- 17
- 移動速度
- 10(四足)/-
- 生命抵抗力
- 15 (22)
- 精神抵抗力
- 14 (21)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
槍 | 15 (22) | 2d+18 | 10 (17) | 20 | 200 | ― |
特殊能力
[◯]水・氷無効
[◯]機械の身体
[◯]限定3回行動
1ラウンドに、槍による近接攻撃を3回までおこなえます。
ただし、ラウンドごと、同一のキャラクターは2回までしか対象にとれません。
[◯]巨壁
このキャラクターは、移動妨害の可否や乱戦エリアのサイズの決定においては、キャラクター5体分に換算します。
[>>][△]形態変化
この魔物は、「移動時形態」と「戦闘形態」の2つの形態をもち、補助動作または戦闘準備で相互に変化します。
1回の手番には、1回しか「[>>][△]形態変化」をおこなうことはできません。
「移動時形態」では近接攻撃をおこなえません。また、「[◯]搭載=3体」の能力を得ます。
「戦闘時形態」ではでは近接攻撃をおこなえます。また、「[◯]銃を防ぐ城塞」の能力を得ます。
[◯]搭載=3体〚移動時形態〛
『ML』64頁の規定どおりの能力です。
この能力は「移動時形態」のときのみ有効であり、他のキャラクターを搭載した状態で「戦闘形態」に変化した場合、搭載されていたキャラクターはすべて「落馬」(⇒『Ⅲ』91頁)します。
[◯]銃を防ぐ城塞〚戦闘時形態〛
遠隔攻撃や、「形状:射撃」や「形状:貫通」の魔法や効果から魔法ダメージを受けるときに防護点が有効です。
この能力は「戦闘時形態」のときのみ有効です。
[◯]バランスを崩す/14(21)/回避力/消滅
周囲を巻き込んで、その場に倒れこみます。
手番開始時に1dし、下記の表からHPの現在値に応じた欄を参照して、「転倒する出目」に該当する場合、その場に転倒します。
転倒したならば、「射程:自身」で「対象:1エリア(半径6m)/20」に「2d+30」点の物理ダメージを与えます。その後、「移動時形態」に変化します。
この魔物が転倒から起き上がるのは主動作を必要とし、その手番には「[>>][△]形態変化」をおこなえません。
HP現在値 | 転倒する出目 |
---|---|
151以上 | 1 |
101~150 | 1~2 |
51~100 | 1~3 |
50以下 | 1~4 |
[◯]巨壁崩壊
この魔物を倒したことで獲得できる経験点は、1体あたり「220」点です。
戦利品
- 自動
- 未知の魔動部品(2,400G/黒白S)×1d
解説
マジノヘクは、まさに自走する“壁”です。
1辺5mほどの四角い壁の裏側に4本の足をもち、移動時は平たくなって歩きます。その際には、上に資材や兵員を載せることもできたようです。
本来、マジノヘクは数十体同時に運用され、複数が2本足で立ち上がり、横一列に並んで残り2本の足を互いに絡めることで、即席の野戦城塞を構築するのがその役目でした。
銃眼がいくつか設けられており、そこから別の魔動機兵や射手がガンで攻撃するようになっています。しかし現在見られるマジノヘクに、そうした随伴兵はなく、自ら槍などを使って攻撃します。
実はバランスに問題があり、2本足で立ち上がると、単体では非常に倒れやすいという欠点があります。
軍事拠点などの遺跡でその姿を見ることがありますが、いまやその数は少なく、巨大な壁を形成することはまずできません。それでもその防御の硬さは凄まじく、うっかり倒れたときに巻き込まれると容易に圧死に至るため、侮りがたい存在です。
(『モンストラスロア』163頁をもとに、表現を調整)