ゆとシートⅡ for SW2.5

【連獄殺法】 - ゆとシートⅡ for SW2.5

連獄殺法れんごくさっぽう

入門条件
グラップラー技能&《両手利き》

ひたすらに連続して打撃を重ねることに特化した、一種の型です。

状況に応じて繋げ方を調整できるようになっており、型でありながら一定の柔軟性をもっています。

ただし、両手のみならず足をも混ぜた連打であり、バリエーションに富むがゆえに、習得のためには多くの修練が必要です。

総合的な破壊力はすさまじいものがあり、並大抵の相手ならば一瞬のうちに打倒できる――とまで言われます。

しかし、多くの打撃を重ねた場合には当然ですが疲労も激しく、全力をついやしたうえで倒しきれなかった場合には、一転して窮地に陥りかねません。

流派装備

この流派データには、流派装備が存在しません。

秘伝

この流派データの秘伝の構成は、いくらか複雑であるため、先に運用を整理して示します。

まず、ひとつの手番の中では、次のふたつの流れがあります。

〈パンチ〉スタート
「《踊華》〚拳〛→《攻鉄》〚蹴〛→《烈耀》〚拳〛」の前後関係で使用する流れ
〈キック〉スタート
「《昇焔》〚蹴〛→《砕岩》〚拳〛→《真月》〚蹴〛」の前後関係で使用する流れ

これらふたつの流れは、互いに混ぜ合ったり、無関係な攻撃をあいだに挟んでも途切れません。あくまで、それぞれの流れの内部で、前後関係が適切であれば成立します。

そのうえで、個々の流れの2段階目、3段階目にあたる秘伝は、ひとつ前の段階の〈パンチ〉用秘伝と〈キック〉用秘伝を手番内でともに宣言していなければ、大きな「リスク」をともないます。

このことから、実際には、

「《踊華》〚拳1段階目〛→《昇焔》〚蹴1段階目〛→《攻鉄》〚蹴2段階目〛→……」

のような順番で使用していくのが基本形となります。

総合すると、典型的には、たとえば次のように連撃をおこなっていくことになります。この例であれば、すべての宣言において「リスク」をともないません。

《両手利き》の1回目
《踊華》〚拳1段階目〛
《追加攻撃》による追撃
《昇焔》〚蹴1段階目〛
《連獄ノ型》による追撃
《攻鉄》〚蹴2段階目〛 ※宣言回数消費なし
《両手利き》の2回目
《砕岩》〚拳2段階目〛
《連獄ノ型・発》による追撃
《烈耀》〚拳3段階目〛 ※宣言回数消費なし
《連獄ノ型・極》による追撃
《真月》〚蹴3段階目〛 ※宣言回数消費なし

秘伝以外の宣言特技を併用したい場合には、「リスク」を許容することで、より変則的な運用が可能です。

たとえば、次のような運用もありうるでしょう。

《両手利き》の1回目
《踊華》《マルチアクション》〚拳1段階目〛
《両手利き》の2回目
《砕岩》〚拳2段階目〛 ※リスクあり
《追加攻撃》による追撃
《攻鉄》〚蹴2段階目〛 ※リスクあり
《連獄ノ型・極》による追撃
《真月》〚蹴3段階目〛 ※宣言回数消費なし

《ファストアクション》等によって主動作の権利が増えていれば、さらに変則的なかたちも考えられます。

連獄れんごくかた

必要名誉点
50
タイプ
常時型
前提
《両手利き》
限定条件
使用
グラップラー技能
適用
リスク
概要
《追加攻撃》後にさらに追加の攻撃をおこなえる
効果

習得者は、《追加攻撃》(⇒『Ⅰ』294頁・『BM』34頁)による追加の攻撃をおこなったとき、同じ対象にもう一度「用法:1H(1H#を含む)」のカテゴリ〈格闘〉の武器による近接攻撃をおこなえます。元の(《追加攻撃》による)攻撃とあらたな(この秘伝による)攻撃の武器は異なっていてもかまいません。

さらに、あらたな攻撃には、宣言回数に計上せずに、この流派の秘伝ひとつを宣言できます。

踊華ようか

必要名誉点
50
タイプ
《鎧貫きⅠ》変化型
前提
《連獄ノ型》
限定条件
〈パンチ〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
特殊
概要
命中力判定+1のうえで、基礎特技同様
効果

この秘伝は、〈パンチ〉ならびに〈パンチ〉を強化する武器での近接攻撃にかぎり、宣言・適用できます。

適用された攻撃は、命中力判定に+1のボーナス修正を得たうえで、基礎特技と同様の効果をもちます。

この秘伝は、各手番内の初回の宣言では「リスク」がありません。

しかし、ひとつの手番中に2回目以降の宣言をするならば、そのときは「リスク:回避力判定、生命・精神抵抗判定-1」となります。

昇焔しょうえん

必要名誉点
50
タイプ
《鎧貫きⅠ》変化型
前提
《連獄ノ型》
限定条件
〈キック〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
特殊
概要
威力+5のうえで、基礎特技同様
効果

この秘伝は、〈キック〉ならびに〈キック〉を強化する武器での近接攻撃にかぎり、宣言・適用できます。

適用された攻撃は、威力が+5されたうえで、基礎特技と同様の効果をもちます。(威力の上限値は「100」です)

この秘伝は、各手番内の初回の宣言では「リスク」がありません。

しかし、ひとつの手番中に2回目以降の宣言をするならば、そのときは「リスク:回避力判定、生命・精神抵抗判定-1」となります。

連獄れんごくかたひらき

必要名誉点
70
タイプ
常時型
前提
《変幻自在Ⅰ》《連獄ノ型》《踊華》《昇焔》
限定条件
使用
グラップラー技能
適用
リスク
概要
《踊華》および《昇焔》での攻撃をおこなった手番中、追加で1回攻撃できる
効果

習得者は、《踊華》と《昇焔》を適用した攻撃をそれぞれ1回以上おこなった手番にかぎり、追加で1回の近接攻撃をおこなえます。その攻撃には、宣言回数に計上せずに、この流派の秘伝ひとつを宣言できます。

砕岩さいがん

必要名誉点
70
タイプ
《鎧貫きⅡ》変化型
前提
《連獄ノ型・発》
限定条件
〈パンチ〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
特殊
概要
命中力判定+1、威力+5のうえで、基礎特技同様
効果

この秘伝は、〈パンチ〉ならびに〈パンチ〉を強化する武器での近接攻撃にかぎり、宣言・適用できます。

適用された攻撃は、命中力判定に+1のボーナス修正を得て、威力が+5されたうえで、基礎特技と同様の効果をもちます。(威力の上限値は「100」です)

この秘伝は、その手番内で《昇焔》を1回以上宣言しているならば、「リスク」がありません。そうでない場合には、「リスク:回避力判定、生命・精神抵抗判定-2」となります。

攻鉄こうてつ

必要名誉点
70
タイプ
《鎧貫きⅡ》変化型
前提
《連獄ノ型・発》
限定条件
〈キック〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の武器攻撃
リスク
特殊
概要
威力+10のうえで、基礎特技同様
効果

この秘伝は、〈キック〉ならびに〈キック〉を強化する武器での近接攻撃にかぎり、宣言・適用できます。

適用された攻撃は、威力が+10されたうえで、基礎特技と同様の効果をもちます。(威力の上限値は「100」です)

この秘伝は、その手番内で《踊華》を1回以上宣言しているならば、「リスク」がありません。そうでない場合には、「リスク:回避力判定、生命・精神抵抗判定-2」となります。

連獄れんごくかたきわみ

必要名誉点
150
タイプ
常時型
前提
《変幻自在Ⅱ》《連獄ノ型・発》《砕岩》《攻鉄》
限定条件
使用
グラップラー技能
適用
リスク
概要
《砕岩》および《攻鉄》での攻撃をおこなった手番中、追加で1回攻撃できる
効果

習得者は、《砕岩》と《攻鉄》を適用した攻撃をそれぞれ1回以上おこなった手番にかぎり、追加で1回の近接攻撃をおこなえます。その攻撃には、宣言回数に計上せずに、この流派の秘伝ひとつを宣言できます。

烈耀れつよう

必要名誉点
150
タイプ
《鎧貫きⅢ》変化型
前提
《連獄ノ型・極》
限定条件
〈パンチ〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
特殊
概要
命中力判定+2、威力+10のうえで、基礎特技同様
効果

この秘伝は、〈パンチ〉ならびに〈パンチ〉を強化する武器での近接攻撃にかぎり、宣言・適用できます。

適用された攻撃は、命中力判定に+2のボーナス修正を得て、威力が+10されたうえで、基礎特技と同様の効果をもちます。(威力の上限値は「100」です)

この秘伝は、その手番内で《攻鉄》を1回以上宣言しているならば、手番中1回かぎり、「リスク」がありません。それ以外の場合には、「リスク:回避力判定、生命・精神抵抗判定-4」となります。

真月しんげつ

必要名誉点
150
タイプ
《鎧貫きⅢ》変化型
前提
《連獄ノ型・極》
限定条件
〈キック〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
特殊
概要
命中力判定+1、威力+15のうえで、基礎特技同様
効果

この秘伝は、〈キック〉ならびに〈キック〉を強化する武器での近接攻撃にかぎり、宣言・適用できます。

適用された攻撃は、命中力判定に+1のボーナス修正を得て、威力が+15されたうえで、基礎特技と同様の効果をもちます。(威力の上限値は「100」です)

この秘伝は、その手番内で《砕岩》を1回以上宣言しているならば、手番中1回かぎり、「リスク」がありません。それ以外の場合には、「リスク:回避力判定、生命・精神抵抗判定-4」となります。

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