ユグドラシル・ランバー
- 知名度
- 22
- 形状
- きわめて大きな刃の半月斧
- カテゴリ
- 〈アックス〉SS
- 製作時期
- 魔動機文明
- 概要
- 防護点の一部を無視/ほとんどの木製構造物を一撃で破壊、妖精魔法・森羅魔法の行使-4、それらへの抵抗+2、シンボリックロア不可、スレイヤー+4(植物)
- 効果
-
この武器による攻撃では、対象の防護点を4点まで無視します。対象が「分類:植物」であるか、木製の構造物であれば、代わりに12点まで無視します。また、その木製の構造物の防護点が(前述の“無視”を適用したうえで)12以下かつHPが「装備者のレベル×4+60」点以下であるなら、ダメージの処理を必要とせずに一撃で破壊できます。
この武器の装備者は、妖精魔法または森羅魔法に対する生命抵抗力判定・精神抵抗力判定に+2のボーナス修正を受けます。一方で、妖精魔法および森羅魔法の行使判定の達成値に-4のペナルティ修正を受け、さらにシンボリックロアを使用することも、シンボリックロアの効果を受けることもできなくなります(この武器は「用法:2H」であるため、なんらかの特別な手段をもちいなければ、〈宿り木の棒杖〉と同時に装備・保持することはそもそもできませんが)。すでにシンボリックロアの効果を受けている状態でこの武器を装備したなら、そのシンボリックロアの効果は即座に消滅します。
用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 射程 備考 2H 32 +1 67 11 +1 スレイヤー+4(植物)
由来・逸話
地上最大の樹木“ユグドラシル”を伐採するために製造されたといわれる魔剣です。
植物に対する殺傷力を増す魔法と、非常識なまでに大きな刃が、主な特徴です。刃が大きすぎるため、シルエットは斧というより鎌のようにも見えます。
また、対“ユグドラシル”を想定しているためか、妖精魔法や森羅魔法への抵抗力を高める魔法がかけられています。反面、装備者は妖精や精霊から嫌われてしまうため、それらの魔法の行使を妨げる副作用もあります。
「ユグドラシルの若木」(⇒『ML』126頁)が、この魔剣をもちいて実際に伐り倒されたこともあります。そのため、森羅導師からは忌まわしい魔剣であるとみなされています。
上位品
この斧は、神々の時代に“樹神”ダリオンを討つために作られた魔剣の、世代を経た下位複製品であるとされています。
迷宮の特徴
この魔剣が生み出す迷宮には、アルボルや「分類:植物」の魔物が番人としてあらわれます。そのなかには必ず、「ユグドラシルの若木」が含まれているといわれます。