敵挽き
基本取引価格:132,500(非売品)
- 知名度
- 18
- 形状
- 柄のついた、機械仕掛けの巨大なミンサー
- カテゴリ
- 〈フレイル〉S
- 製作時期
- 魔動機文明
- 概要
- MPを支払って起動すると、刃武器となり、クリティカル値と追加ダメージが改善される
- 効果
-
補助動作で合言葉を唱え、MP15点を消費することで、魔動機としての機能を起動できます。
起動中は刃武器としてあつかわれ、クリティカル値が8となり、さらに追加ダメージが3点増加します。
起動している状態は30秒(3ラウンド)にわたって持続します。終了後に再び(合言葉とMP消費をともなって)起動することに制約はありません。
武器としての性能
用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 射程 備考 2H 27 ― 47 10 1 非起動中
2H 27 ― 47 8 4 起動中
由来・逸話
魔動機文明時代には、しばしば珍妙な武具が製作されました。製作者の奇矯な感性や、技術的限界の探求など、その理由はさまざまですが、得てして、奇妙な外見をもっています。それらの中には、使いものにならないガラクタも多い一方で、一定以上の実用性を発揮する品もありました。
この魔剣は、そうした品のひとつで、モーニングスターの一種(とみなすことが可能)です。錘の部分には機械仕掛けのミンサー(ひき肉をつくるための器具のことです)が取りつけられており、“命中と同時に相手をひき肉に変える”ことをコンセプトとしています。そのおぞましい挙動から、“フォウ・グラインダー”――敵挽き――の名で呼ばれました。
このような武器がなぜ作られたのかは伝わっていませんが、実戦においてそれなりに強力であったという記録は残っています。奇抜な発想は、魔動機文明時代の高度な技術によって、実をともなう脅威となったのです。
迷宮の特徴
この魔剣がつくりだす迷宮は、魔動機文明時代の遺構を再利用する傾向にあります。
そして、刃やノコギリなどをもちいた罠が多く仕掛けられます。
派生・下位複製
実験的な魔剣であったためか、そのコンセプトに共感が得られなかったためか、この魔剣の下位複製品が作られたという記録はありません。