列印の銀鎖
- 知名度
- 10
- 形状
- 聖印を取り付ける箇所の設けられた銀の鎖
- カテゴリ
- 装飾品:任意
- 製作時期
- 現在
- 概要
- 聖印専用の装備部位を2つ得る
- 効果
-
装備者は、「装備部位:その他」を2つ得ます。ただし、その追加の装備部位には、〈聖印〉か、〈聖印〉の一種とみなされるアイテムのみを装備できます。
このアイテムの装備を外した場合、このアイテムの効果によって装備していた聖印も、同時に装備から外れます。その場合でも、それらの聖印は依然としてこのアイテムに取り付けられた状態にあり、このアイテムを再び装備することで同時に装備されます。
このアイテムに聖印を取り付ける、または取り外すのは、ともに主動作です。
なお通常、複数の〈聖印〉を同時に装備することに、ゲーム上の意味はありません。
(このアイテムは、特殊な効果をもつ〈聖印〉が絡むような場合に、意味をもつことがあります。たとえば、専用化をした私物の〈聖印〉と、他者から借り受けている〈浄化の聖印〉(⇒『ET』127頁)を使い分けるような場合に、このアイテムを介して一箇所の装備部位に(実質的に)2つの聖印を装備し、装備部位を圧縮する――といった運用が考えられます)
由来・逸話
長らく軍事的な緊張状態にあった二つの国が、さまざまな努力と幸運をもって同盟関係に至ったとき、その記念として製作されたのがこの品の発祥です。双方の国がそれぞれ奉じていた神(グレンダールとアステリアだったとされます)の聖印を、ひとつに束ねて指導者たちが身につけることで、融和を視覚的に体現する、という目的で作られました。
このエピソードが他国に伝わり、時間を経てさまざまに解釈されていったのち――現在では、よりカジュアルな文脈で、この鎖をもちいて複数の聖印を身につける者もいます。たとえば、「ライフォス神とティダン神の友情を讃え、両者の聖印を束ねて身につける」といった具合です(これは、ライフォスとティダンが同じ神殿に祀られている街などで見られます)。
また、冒険者の中には、特殊な効果をもつ聖印を活用するために、実利的観点からこのアイテムをもちいる者がいます。
一部の原理主義的な神官などはこの品をあまり好ましく思っていませんが、それはかなりの少数派です。ほとんどの神殿は、人々の信仰の在り方に対し寛容なものです。