【スプリガンの現身武術】
- 入門条件
- スプリガン&100名誉点
スプリガンの巨人体を部分的にあらわし、戦闘にもちいる技法です。
“巨人形態”は非常に強力で、まさしく人の身を超えた力を発揮できる一方で、小回りが利かないという難点もあわせもちます。この流派では、“巨人体を部分的に呼び出す”ことによって、この課題を克服しています。
使いこなせば、本来の俊敏さと巨人の膂力を両立するようなものであり、一般的な戦士をはるかに凌駕することができるでしょう。
流派装備
この流派は、スプリガン特有の巨人体を活用するものであり、特別な流派アイテムをあつかいません。
秘伝
《巨人の現身》
- 必要名誉点
- 100
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 非[巨人化]状態、
[巨人化]可能
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- [巨人化]せずに巨人形態のデータで攻撃する
- 効果
巨人体の腕や脚のみを呼び出し、攻撃にもちいます。
この秘伝は、[巨人化]しているあいだは使用できません。この秘伝自体は[巨人化]の回数を消費しませんが、すでに[巨人化]できなくなっている状態(その日の上限回数まで[巨人化]した後)では、この秘伝は使用できません。
巨人形態のデータをもちいて、武器攻撃をおこないます。[巨人化]と同様に、筋力(や敏捷度)は変化しているものとしてあつかいます。
このとき、巨人形態のものとしてあらかじめ準備してある武器を使用できます。一方で、通常形態で装備している武器は使用できず、通常形態の荷物などにある武器を装備することもできません。
《乖隔の巨腕》
- 必要名誉点
- 100
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《巨人の現身》
- 限定条件
- 《巨人の現身》
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 離れた場所から巨人形態のデータで攻撃する
- 効果
巨人体を離れた場所に呼び出し、遠くを攻撃します。
《巨人の現身》による武器攻撃に宣言し、その1回に有効な秘伝です。《両躯の列撃》とは同時に宣言できません。
宣言に際し、習得者から「敏捷度ボーナス×2」m以内の任意の座標を指定します。基本戦闘ルール下では、習得者の敏捷度にかかわらず、射程「1」以内のエリアを指定します。
適用された攻撃は、指定した位置(エリア、座標)からおこなわれるものとしてあつかいます。これにより、離れた場所に対して近接攻撃をおこなえますが、性質は原則として「近接攻撃」を踏襲するものであり、「遠隔攻撃」とはなりません(よって、近接攻撃に有効な戦闘特技などは依然として有効であり、「誤射」は起こりません)。ただし、これによる攻撃では、乱戦を発生させることはありません。
《両躯の列撃》
- 必要名誉点
- 150
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《巨人の現身》
《二刀無双》
- 限定条件
- 《巨人の現身》
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 生身と巨人形態で同時に攻撃する
- 効果
巨人体と同時に、生身の身体でも攻撃を放ちます。
《巨人の現身》による武器攻撃に宣言し、その1回に有効な秘伝です。《乖隔の巨腕》とは同時に宣言できません。
同じ敵を対象として、生身の身体での攻撃を同時におこないます。このとき、《巨人の現身》での攻撃にもちいる身体部位は使用できません(たとえば、《巨人の現身》を右腕でおこなうなら、生身での攻撃には右腕を使用できません)。
命中力判定は、《巨人の現身》によるものとは別個におこなったうえで、達成値の最も高いひとつの値を採用します。
ダメージは、別個に発生させ、別個に適用します。【クリティカルレイ】が介在しているなど、順序に意味がある場合には、習得者の任意の順序でダメージを解決できます。
宣言回数が足りるならば、双方の攻撃にそれぞれ宣言特技を宣言することが可能です。ただし、同名の特技を、双方の攻撃に同時に宣言することはできません。