冥途返しのマント
基本取引価格:226,000
- 知名度
- 22
- 形状
- モノトーンカラーのマント
- カテゴリ
- 装飾品:背中
- 製作時期
- 魔法文明
- 概要
- 死亡時に自動的に蘇生される
- 効果
-
装備者が死亡したとき、即座に【クイック・リザレクション】(⇒『Ⅲ』154頁,『MA』85頁)の効果を受け、さらにHPが「装備者のレベル×3」点まで回復します。その蘇生によってレブナントとなった場合には、“術者”がいないため、ただちに無差別の殺戮と破壊に走ります。
このアイテムは、効果を一度発揮した時点で、すべての効果と魔力を失います。魔力を失った後は、資料的価値のみを有する「基本取引価格:1,000」のアイテムになります。
装備者が蘇生を受け容れないことは可能ですが、その場合であっても、効果は発揮されたものとしてあつかわれます(=魔力は失われてしまいます)。
なお、装備者が【レブナント・カース】(⇒『Ⅲ』154頁,『MA』85頁)を受けている場合には、このアイテムの効果は発揮されず、その【レブナント・カース】の効果が発揮されます。
由来・逸話
着用者を自動的に蘇生するマントです。魔法文明時代、一部の操霊術師たちが保険として装備していたという記録があります。
そもそもが稀少であるうえに、ひとたび効果を発揮すると魔法の力を失ってしまうことから、魔力をのこした個体は現代において非常に少なく、高値で取引されます。それでいて、蘇生を是とする者は少ないせいで、なかなか買い手がつかない品だと商人たちは認識しています。この品を買うのは、たいていは極端にレベルの高い冒険者か、あるいは元冒険者の国家元首などです。
このアイテムは、効果を“試す”ことができない(試すと効果を失ってしまう)ため、かつてとある国の有力者を相手に偽物が販売される詐欺事件が起こりました。そのこともまた、このアイテムへの印象を悪くしているようです。