ゆとシートⅡ for SW2.5

【葬竜との契約】 - ゆとシートⅡ for SW2.5

葬竜そうりゅうとの契約】

入門条件
フェアリーテイマー技能7レベル&500名誉点

妖精には、一部、個体数のごく限られた――ともすれば一体しかいない――ものが存在します。そうした妖精は、特定の場所でしか目撃されなかったり、歴史上数えるほどしか確認されていなかったりします。

そのひとつに、「ヴォーロス」という妖精がいます。ヴォーロスは、“葬竜”あるいは“死竜”などと呼ばれ、ほとんど伝説にしか登場しない妖精です。ヴォーロスの外見は、紫色の焔をまとった、骨でできた竜のような姿をしています。

伝説においてヴォーロスは、「“死”の気配とともに現れ、その場にいる者に死をもたらす」などと語られます。ヴォーロスについて確たることは何もわかっていませんが、この言い伝えは、一面の事実をあらわしてはいます。かの竜は、まるで生死を自在にするかのごとく、圧倒的な力を有するのです。

妖精使いがヴォーロスを使役したという前例は、真偽不明の伝説の中にしか存在しません。

しかし、この流派データの入門者は、現実にその力を――おそらくはヴォーロス本来の力に比すれば、ごく限定的にですが――振るうことができます。

流派装備

この流派データには、流派装備が存在しません。

秘伝

更新履歴

2025-06-11 16:41
《葬竜召喚》の効果における【フェアリーキング】を【フェアリーロード】に修正

《葬竜召喚》

必要名誉点
50
タイプ
独自宣言型
前提
フェアリーテイマー技能7レベル
限定条件
炎&闇属性契約
使用
魔法使い系技能
適用
1回の魔法行使
リスク
なし
概要
専用の妖精「ヴォーロス」を召喚できる
効果

この秘伝は、一般的な秘伝とは異なり、技能のレベルが「前提」となっています。

【サモンフェアリーⅢ~Ⅶ】または【フェアリーロード】の行使について宣言・適用する秘伝です。

適用された魔法は、専用の妖精「ヴォーロス」を召喚します。「ヴォーロス」は炎&闇属性の古代種妖精であるため、炎と闇の両方の属性を契約していなければ、この秘伝は効果をもちません。

幽闇ゆうあんの一撃》

必要名誉点
50
タイプ
《魔力撃》変化型
前提
《葬竜召喚》
限定条件
闇属性契約
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
「フェアリーテイマー技能レベル」点のHPとMPを消費、同点のダメージ増加。複数対象に有効
効果

闇の魔力を武器にまとわせて攻撃します。

この秘伝は、習得者が妖精魔法において闇属性を契約していなければ、宣言できません。また、宣言に際して「フェアリーテイマー技能レベル」点のHPとMPを消費しなければなりません。このMP消費には、《マナセーブ》など、消費量を軽減する効果は適用されません。

適用された近接攻撃は、ダメージが「+習得者のフェアリーテイマー技能レベル」点されます。

基礎特技とは異なり、《薙ぎ払い》等と併用して複数の対象をとって近接攻撃をおこなう場合には、そのすべての対象へのダメージに効果があります。

この秘伝は、基礎特技と異なり「リスク」をもちません。

冥闇めいあん竜爪りゅうそう

必要名誉点
100
タイプ
独自宣言型
前提
《幽闇の一閃》
限定条件
ヴォーロス召喚中
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
「ヴォーロスのレベル」点のHPとMPを消費、同点のダメージ増加。複数対象に有効
効果

ヴォーロスの力の一部を借りて、強力な攻撃を放ちます。

この秘伝は、妖精「ヴォーロス」を召喚・使役しているあいだでなければ、宣言できません。また、宣言に際して「召喚しているヴォーロスのレベル」点のHPとMPを消費しなければなりません。このMP消費には、《マナセーブ》など、消費量を軽減する効果は適用されません。

適用された近接攻撃は、ダメージが「+召喚しているヴォーロスのレベル」点されます。

《薙ぎ払い》等と併用して複数の対象をとって近接攻撃をおこなう場合には、そのすべての対象へのダメージに効果があります。

薄闇うすやみの盾》

必要名誉点
50
タイプ
常時型
前提
《葬竜召喚》
限定条件
闇属性契約
使用
適用
リスク
概要
HPへのダメージの一部をMPに割り振れる
効果

闇の防壁をとっさに形成し、被害を軽減します。

習得者がHPに物理ダメージ・魔法ダメージ・確定ダメージをこうむる場合、適用ダメージのうち最大で「フェアリーテイマー技能レベル」点までの任意の値を、MPに割り振れます。ただし、MPが0を下回るようには割り振れません。真語魔法【ショック】のように、HPとMPに同時に適用されるダメージにおいては、本来のMPへの適用分と合わせて、MPが0を下回らないように割り振らなければなりません。

(これはダメージの割り振りであり、軽減ではありません。またMPの“消費”ではなく、〈魔晶石〉や《マナセーブ》などは作用させられません)

この秘伝は、習得者が妖精魔法において闇属性を契約していなければ、効果を失います。

の先をく者》

必要名誉点
200
タイプ
独自宣言型
前提
《ルーンマスター》《葬竜召喚》
限定条件
《葬竜召喚》と同時
使用
魔法使い系技能
適用
1回の魔法行使
リスク
なし
概要
「葬竜点」を蓄積し、ヴォーロス召喚時のMP消費に充当できる
効果

“死”の気配を蓄積し、ヴォーロス召喚の呼び水とします。

習得者は、「葬竜点」という独自の数値を保有し、管理します。

葬竜点の初期化

「葬竜点」は、戦闘開始時および戦闘終了時に「0」となります。

葬竜点の増加

《幽闇の一閃》《冥闇の竜爪》

秘伝《幽闇の一閃》《冥闇の竜爪》を宣言するたび、それによるMPの減少量に等しいだけ、「葬竜点」が増加します。

この増加量は、実際に習得者自身のMPが減少した量によって決定されます。〈魔晶石〉やその類似のアイテムによって消費を代用したり、ファミリアのMPを消費したりした場合には、その分だけ増加量が少なくなります。

《薄闇の盾》

秘伝《薄闇の盾》の効果によってMPにダメージを割り振るたび、割り振った値に等しいだけ、「葬竜点」が増加します。

葬竜点の消費(この秘伝の宣言)

この秘伝は、《葬竜召喚》と同時に宣言しなければなりません。

適用された魔法(必然的に妖精を召喚する魔法となります)の行使においては、MPの消費の一部または全部を、同点の「葬竜点」で支払えます。むろん、支払える上限は、その時点で蓄積されている「葬竜点」の値までです。

(これによって支払えるのは、MPのみです。魔法によって定められる〈魔晶石〉の消費には、「葬竜点」は充当できません)

秘伝魔法

15
【ソウルコンバージョン】
必要名誉点
500
消費
MP30
対象
1体
射程/
形状
接触/
時間
1日
抵抗
任意
属性
呪い
概要
HP0以下となったとき、MPをHPに変換する
効果

輪廻に抗う呪いを魂に刻み込み、臨死の危険を免れさせます。

効果時間中、対象のHPが0以下となったとき、MPが1点以上であったなら、対象は「MPをHPに変換する」ことを選べます。

「MPをHPに変換する」ことを選んだならば、HPが「MPの現在値」だけただちに回復し、MPが0となります。これによってHPが1以上となったならば、(直前にHPが0以下となっていたことによる)生死判定は発生せず、それによる気絶もありません。変換してなおHPが0以下であったなら、回復後のHPにもとづいて生死判定をおこないます。

「MPをHPに変換する」ことを選んだ時点で、この魔法の効果は消滅します。

この魔法の行使には、《魔法拡大/**》を適用できません。

ひとりのキャラクターがこの魔法の効果を受けられるのは、1日に1回までです。2回目以降は、自動的に抵抗してしまいます。(これは、対象側に課される制約であり、仮に術者が異なっても回数は共有されます)

この魔法は、「属性妖精魔法(闇)」の15ランクです。習得自体はフェアリーテイマー技能12レベル以上でおこなえます(3属性契約ならば、12レベル時点で行使できます)。

製作者:ViVi🦈