ゆとシートⅡ for SW2.5

この魔法は、対象を直接見たことがなくとも行使できます。ただし、対象の所有物や身体の一部（毛髪など）を持っている必要があります。対象が長く所有しているものほど、この条件に適します。目安として、一ヶ月以上にわたって対象が使用している道具やアクセサリーなどが適切です。期間がより短い場合、行使できないか、行使判定にペナルティ修正を受けます（ＧＭ判断）。身体の一部であれば、一房以上の毛髪、100㏄以上の新鮮な血液、切断された指などが、この魔法の条件を満たします。

行使に際して、術者は対象に伝えたいメッセージを指定します。このとき、複雑な文意は表現できず、「行使判定の達成値÷10（端数は切り上げ）」個の単語のみを表現できるにとどまります。単語ひとつ分として、術者の名前を指定するならば、誰からのメッセージなのかを対象に伝えることもできます（もっとも、対象が術者のことを知っていなければ、これは意味をもちません）。

対象は、その日に眠ったとき、夢でメッセージを受け取ります。具体的な夢の内容は（通常の夢と同様に）不定ですが、その夢を通して術者が指定したメッセージを受け取ることは、魔法の効果として保証されます。このとき、メッセージの単語をどう解釈するかは、対象次第です。

この魔法には、《魔法拡大／数》を適用できず、行使に１時間が必要です。

必要がある場合、この魔法は「知名度：20」としてあつかいます。この魔法の効果を受けたキャラクターは、目覚めたのち、これについて見識判定を試みることができます。