経歴

出自

　本物の陰陽師の家系に生まれる。

（ダブルクロス時空には平安京ステージが実在するため、陰陽術もレネゲイド能力として解釈するのが妥当）

家の詳細

　とはいえ陰陽師が表舞台にいたのはそれこそ平安時代までであり、神秘の希釈とともに裏方へと転化し、また分散していった歴史がある。

　そうした血筋のひとつ、土御門(つちみかど)家は、交流のあった轟木源十郎(とどろき・げんじゅうろう)（『ＵＧ』p72）の求めに応じて、護人会（※日本ＵＧＮの前身組織）に協力した。

ＵＧＮの初期から関与していたこと、大きな政治的・経済的影響力を有したこと、また伝来の呪的技術(アーツ)がレネゲイド研究上で有用だったことなどから、当該の一族は中枢評議会(アクシズ)に席を得るに至る。

　ＵＧＮとしての活動には危険も多く、土御門家の者が命を落とす事態も何度か発生した。

そのなかには時の当主もふくまれるが、都度に評議員の席をあらたな当主が継承し――もちろん世襲制が存在するわけではないのだが、初期にそういったケースが多く発生したことから慣例的にそうなっている席もある――、結果的に評議会には土御門の椅子が恒常的に存在することとなった。

評議員時代

　土御門(つちみかど) (・)鶆紦(らいは)が父母をなくし、中枢評議員に任命されたのも、上記の事例の一部にすぎない。

　しかしながら現代ＵＧＮ内では権力争いも多く、（すでに本部エージェントとして一定の実績を得ていたとはいえ）十代の少女の立場は危ういものだった。

　本人はみずからの使命を果たすべく邁進したが、このままでは……という頃合い、幸か不幸か、ロード・オブ・アビスの反乱が起こり、そもそも中枢評議会(アクシズ)駆動のＵＧＮ体制が維持できなくなったため、うやむやになる。

現況

　ＵＧＮ崩壊当時に日本国内にいたため、最寄りの勢力（霧谷派）に合流して紆余曲折(なんやかんや)ありつつ、レジスタンスに加わっている。

　現在のＵＧＮ指揮系統上は、何とも扱いづらい存在になってしまっているらしい。（ＰＣ③支部長との折り合いを探る意図）

能力

　陰陽術とは、「事象の組成を一定の法則にもとづいて理解し、必要に応じて操作・変換する」技術である。

これは、現在のレネゲイド体系におけるモルフェウスシンドロームに近い。

　同時に、（人外をふくむ）さまざまな能力を取り込んだ血統に属するため、ウロボロスシンドローム的性質を持つ。

ＥＸレネゲイドに相当する道具類の利用とも合わせて、個人規模のオーヴァードとしては高水準の柔軟性があり、多数の実績がそれを証明している。

　一方、若年ゆえか身体能力はさほど高くなく、現時点においては継戦能力のとぼしさが一種の弱点である。

運用方針

一人称

わたし

二人称

（タメ以下には）あんた、名前の呼び捨て ／ （目上には）～さん

口調

（カジュアルに）タメ口 ／ （目上に対してやフォーマルな場では）語調の強い丁寧語

Favourite

小動物、いちごミルク、ひとけのない庭園

Dislike

威圧的な態度、機能性がないがしろにされた文房具

特技

包丁の扱い

行動理念

プリミティブなＵＧＮの理念にほぼ同様

セッション履歴