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ドラグブライド

現行ログ

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セッショントレーラー

2050年、永遠の冬に閉ざされた世界。暗闇の地下ドック。
オレンジ色に輝く光の門の前で、ドラグブライド「エル」はあなたに告げる。


「ゲート生成完了。後は、その向こうに踏み出すだけだ」

「あなたの使命はただ1つ。世界の運命を変えること」
「滅びてしまった未来の代わりに、別の未来を人類にもたらすこと」

「成功してもしなくても、この旅の果てにあなたは終わりを迎える。
けれど、忘れないで。そこにはきっと、夏が待っている。
あなたのただ一度の夏が。あなたに手を差し伸べる人が」

「私は信じてる。あなたは必ず、人類の未来を切り開くと」

オレンジ色の光が眩く輝く。
その向こうに、夏の夕陽が見えた気がした。


機竜婚礼TRPG ドラグブライド

これは未来をかけた、世界で一度の婚姻譚
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セッションの流れ

  • オープニングチャプター
  • サマータイムチャプター
  • クライマックスチャプター
  • サマーエンドチャプター
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オープニングチャプター


Ⅰ:試行世界No.の決定

 本作のセッションは、その1つ1つが異なる世界の異なる可能性を描いています。
 よって、本作ではセッション毎にその世界の番号が決定されます。これは、他の世界との区別をつけるためであり、セッション中
に他の番号の世界が関わってくることは一切ありません。

 各プレイヤーは6面ダイスを1つ振り、出た目を申告します。集まった数字を申告順に並べ、頭に「20」を追加します。できた数字が、このセッ
ションにおける試行世界No.となります。

Ⅱ:ドラグアロンの公開

 本作の戦闘で敵となる、ドラグアロンを決定します。
 いずれかのPLは 6 面ダイスを1つ振ります。その後、p108から掲載されているドラグアロンの中から、出た目に対応するデータを公開します。それが、今回の戦闘で敵となるドラグアロンとなります。

Ⅲ:セッショントレーラーの読み上げ
 いずれかのPLは、次のセッショントレーラーを読み上げます。

 セッショントレーラーの読み上げが終わったらPCの自己紹介を行い、サマータイム・チャプターへ移ります。
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オープニングチャプター


Ⅰ:試行世界No.の決定

 本作のセッションは、その1つ1つが異なる世界の異なる可能性を描いています。
 よって、本作ではセッション毎にその世界の番号が決定されます。これは、他の世界との区別をつけるためであり、セッション中
に他の番号の世界が関わってくることは一切ありません。

 各プレイヤーは6面ダイスを1つ振り、出た目を申告します。集まった数字を申告順に並べ、頭に「20」を追加します。できた数字が、このセッ
ションにおける試行世界No.となります。

Ⅱ:ドラグアロンの公開

 本作の戦闘で敵となる、ドラグアロンを決定します。
 いずれかのPLは 6 面ダイスを1つ振ります。その後、p108から掲載されているドラグアロンの中から、出た目に対応するデータを公開します。それが、今回の戦闘で敵となるドラグアロンとなります。

Ⅲ:セッショントレーラーの読み上げ

 いずれかのPLは、次のセッショントレーラーを読み上げます。

 セッショントレーラーの読み上げが終わったらPCの自己紹介を行い、サマータイム・チャプターへ移ります。
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サマータイムチャプター


 サマータイムチャプターでは順番に1シーンずつ、計3つのシーンを演出します。
 3人で遊ぶ場合、シーンを演出する順番は、プレイヤー同士相談して決定します。基本的に、他のペアが演出しているシーンに登場することはできません。
 シーンの構成は、「ただ一度の夏」パートと、「終末の日の過ごし方」の2つのパートに分かれています。
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「ただ一度の夏」パート


 1~2シーン目の「ただ一度の夏」パートでは、ドラグブライドとリンカーが送る、ただ一度の夏の日常を描きます。シーンの内容はペア毎に相談し、自由に設定します。
 ドラグブライドとリンカーの何気ない日常のシーン、出会いのシーンなど、思い思いのシーンを演出します。
 また、出会いのシーンは必須ではありません。
 演出が思いつかないときや、負担が大きいと感じるときは、2人の日常のシーンを2シーン演出しましょう。

日常のシーン

 決戦の日を迎えるまでの、ドラグブライドとリンカーが送る日々を描きます。
 ドラグブライドは、情報操作、認識阻害能力によりリンカーとの関係性を偽装し、周囲の人間に違和感を抱かせることなくコミュニティに溶け込むことができます。そう、突然家族の一員になったり、クラスの転校生になったりできるのです。
 こうした特性により、ドラグブライドはリンカーと近しい場所で日常生活を送ることが出来ます。

出会いのシーン

 出会いのシーンでは、ドラグブライドとリンカーの邂逅が描かれます。
 このシーンでは、ドラグブライドはリンカーに未来の情報と自身の目的について告げ、契約を結ぶことを依頼します。
 以下に、一般的な契約の流れを紹介します。

1・リンカーの手の平に、ドラグブライドが装着しているものと同じ銀色の指輪、「エンゲージリング」が出現します。

2・リングを目にした瞬間、リンカーの脳裏には、2050年の世界の終わりや、ドラグブライドの使命などの情報が直接流れ込んできます。
※この時、ドラグブライドの「定められた終わりの運命」の情報は伝わりません。これについては、ドラグブライドが伝えなければ、リンカーが知ることは無いのです。

3・リンカーが任意の指にリングを装着したら、契約は完了します。
 これによって、ドラグブライドとリンカーは情報伝達システムで繋がることとなります。
 尚、時系列上では、ドラグブライドがリンカーの元にやってくるのは2030年の6月頃となります。
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シーンセッティング


 シーンセッティングとは、シーンをいくつかの要素に分割し、それぞれをあらかじめ決めることで、ロールプレイをしやすくするためのルールです。
 以下の流れでシーンの内容をおおまかに決定します。

①:「シチュエーション」を決める
②:「アクション」を決める

①:「シチュエーション」を決める


 シーンがどのような時と場所、状況で演出されるのかを決定します。
 このシチュエーションを決める際にぴったりなのが、PC作成時に決定したリンカーとドラグブライドの、「この夏にしたいこと」になります。
 ペアで話し合い、リンカーまたはドラグブライドどちらかの「この夏にしたいこと」を、2人でしている状況からスタートしてみましょう。

②:「アクション」を決める

 「アクション」とは、そのシーンでペア2人の演出する内容です。p56のアクション表から選択しましょう。
 「シチュエーション」と「アクション」を決定したら、その内容にそってシーンを演出します。

シーンセッティング アクション表


契約する
リンカーの過去の「経験」について話す
「世界をかけた戦い」について話す
相手に好意を伝える
リンカーの「将来の夢」について話す
リンカーの「悩み事」について話す
ドラグブライドの「世界を救う理由」について話す
手を繋ぐ
「いつか来る別れの時」について話す

※番外編「ハプニング」を決める

 シーン作りにさらなる味付けが欲しい場合は、シーン内で発生する「ハプニング」を、p56のハプニング表から選んで下さい。
 ハプニングを演出することで、ドラグブライドとリンカーの関係性を深めることができるでしょう。

 こうしたハプニングは、ドラグブライドであれば自身の身体能力と認識操作能力で解決できることが多いです。

 ハプニングの内容によっては、NPCの登場が必要となる場合もあります。
 プレイヤー2人で遊んでいる場合は、ロールプレイに慣れているいずれかのプレイヤーが担当し、3人で遊んでいる場合は、シーンに出ていない進行役のプレイヤーに協力をお願いすると良いでしょう。

シーンセッティング ハプニング表

火事 あなたたちは火事に巻き込まれた。
交通事故 あなたたちは交通事故に巻き込まれた。
体調不良 リンカーは急に体調が悪くなった。
悪天候 急に天候が荒れ、嵐になってしまった。
水難事故 誰かが溺れる事故が起こった。
凶悪事件 強盗や暴行などの凶悪事件が起こった。
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シーンセッティング


 シーンセッティングとは、シーンをいくつかの要素に分割し、それぞれをあらかじめ決めることで、ロールプレイをしやすくするためのルールです。
 以下の流れでシーンの内容をおおまかに決定します。

①:「シチュエーション」を決める
②:「アクション」を決める

①:「シチュエーション」を決める


 シーンがどのような時と場所、状況で演出されるのかを決定します。
 このシチュエーションを決める際にぴったりなのが、PC作成時に決定したリンカーとドラグブライドの、「この夏にしたいこと」になります。
 ペアで話し合い、リンカーまたはドラグブライドどちらかの「この夏にしたいこと」を、2人でしている状況からスタートしてみましょう。

②:「アクション」を決める

 「アクション」とは、そのシーンでペア2人の演出する内容です。p56のアクション表から選択しましょう。
 「シチュエーション」と「アクション」を決定したら、その内容にそってシーンを演出します。

シーンセッティング アクション表


契約する
リンカーの過去の「経験」について話す
「世界をかけた戦い」について話す
相手に好意を伝える
リンカーの「将来の夢」について話す
リンカーの「悩み事」について話す
ドラグブライドの「世界を救う理由」について話す
手を繋ぐ
「いつか来る別れの時」について話す

※番外編「ハプニング」を決める

 シーン作りにさらなる味付けが欲しい場合は、シーン内で発生する「ハプニング」を、p56のハプニング表から選んで下さい。
 ハプニングを演出することで、ドラグブライドとリンカーの関係性を深めることができるでしょう。

 こうしたハプニングは、ドラグブライドであれば自身の身体能力と認識操作能力で解決できることが多いです。

 ハプニングの内容によっては、NPCの登場が必要となる場合もあります。
 プレイヤー2人で遊んでいる場合は、ロールプレイに慣れているいずれかのプレイヤーが担当し、3人で遊んでいる場合は、シーンに出ていない進行役のプレイヤーに協力をお願いすると良いでしょう。

シーンセッティング ハプニング表

火事 あなたたちは火事に巻き込まれた。
交通事故 あなたたちは交通事故に巻き込まれた。
体調不良 リンカーは急に体調が悪くなった。
悪天候 急に天候が荒れ、嵐になってしまった。
水難事故 誰かが溺れる事故が起こった。
凶悪事件 強盗や暴行などの凶悪事件が起こった。
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シーンセッティング


 シーンセッティングとは、シーンをいくつかの要素に分割し、それぞれをあらかじめ決めることで、ロールプレイをしやすくするためのルールです。
 以下の流れでシーンの内容をおおまかに決定します。

①:「シチュエーション」を決める
②:「アクション」を決める

①:「シチュエーション」を決める


 シーンがどのような時と場所、状況で演出されるのかを決定します。
 このシチュエーションを決める際にぴったりなのが、PC作成時に決定したリンカーとドラグブライドの、「この夏にしたいこと」になります。
 ペアで話し合い、リンカーまたはドラグブライドどちらかの「この夏にしたいこと」を、2人でしている状況からスタートしてみましょう。

②:「アクション」を決める

 「アクション」とは、そのシーンでペア2人の演出する内容です。p56のアクション表から選択しましょう。
 「シチュエーション」と「アクション」を決定したら、その内容にそってシーンを演出します。

シーンセッティング アクション表


契約する
リンカーの過去の「経験」について話す
「世界をかけた戦い」について話す
相手に好意を伝える
リンカーの「将来の夢」について話す
リンカーの「悩み事」について話す
ドラグブライドの「世界を救う理由」について話す
手を繋ぐ
「いつか来る別れの時」について話す

※番外編「ハプニング」を決める

 シーン作りにさらなる味付けが欲しい場合は、シーン内で発生する「ハプニング」を、p56のハプニング表から選んで下さい。
 ハプニングを演出することで、ドラグブライドとリンカーの関係性を深めることができるでしょう。

 こうしたハプニングは、ドラグブライドであれば自身の身体能力と認識操作能力で解決できることが多いです。

 ハプニングの内容によっては、NPCの登場が必要となる場合もあります。
 プレイヤー2人で遊んでいる場合は、ロールプレイに慣れているいずれかのプレイヤーが担当し、3人で遊んでいる場合は、シーンに出ていない進行役のプレイヤーに協力をお願いすると良いでしょう。

シーンセッティング ハプニング表


火事 あなたたちは火事に巻き込まれた。
交通事故 あなたたちは交通事故に巻き込まれた。
体調不良 リンカーは急に体調が悪くなった。
悪天候 急に天候が荒れ、嵐になってしまった。
水難事故 誰かが溺れる事故が起こった。
凶悪事件 強盗や暴行などの凶悪事件が起こった。
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「終末の日の過ごし方」


 3シーン目の「終末の日の過ごし方」パートでは、8月25日の、世界をかけた決戦の直前のシーンが描かれます。
 戦闘の勝敗に関わらず、戦いの後にはドラグブライドとリンカーの別れが待っています。それを踏まえて、シーンを演出して下さい。

●ラストメッセージ

 「終末の日の過ごし方」パートの終了時、リンカーはドラグブライドに対して、ドラグブライドはリンカーに対して、それぞれ相手へ最後に伝えたい言葉をメッセージにして記録します。
 p56のメッセージ表から選択、または任意に作成し、「メッセージ」欄に記入して下さい。
 このとき、記入したメッセージは公開しないことを推奨します。

ラストメッセージ リンカー表

ありがとう 世界を守ってくれて、ありがとう。
ごめんなさい 世界のために犠牲にさせて、ごめんなさい。
楽しかった あなたと一緒にいられて、楽しかった。
信じてる また会えるって、信じているから。
覚えてる あなたのこと、ずっと忘れない。
あなたが好き ドラグブライド、あなたが好き。

ラストメッセージ ドラグブライド表

ありがとう 私と一緒にいてくれて、ありがとう。
ごめんなさい 私の戦いに巻き込んで、ごめんなさい。
良い人生を あなたが幸せな人生を送れますように。
頑張って あなたの夢に向かって、頑張って。
忘れないで 私のこと、忘れないで欲しい。
あなたが好き リンカー、あなたが好き。
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クライマックスチャプター


 クライマックスチャプターでは戦闘が発生します。戦闘ルールに関しては、p68~を参照して下さい。
 戦闘が終了したらシーンは終了となり、各ペアの結末を描く「サマーエンドチャプター」へと進みます。
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サマーエンドチャプター


 クライマックスチャプターが終了したら、サマーエンドチャプターへ移行します。
 このチャプターでは、ペア毎にエンディングを演出します。

 この際、エンディングのシチュエーションは戦闘の結果によって次のように分かれます。

①:<夏の終わり>


 戦闘に勝利し、かつドラグブライドが消滅していない場合のエンディングです。ドラグブライドとリンカーの別れが描かれます。

 このエンディングでは、戦闘終了時のドラグブライドの消耗レベルによって、以下のようにシチュエーションが分かれます。これは、ドラグブライドの消耗の程度により、消滅までの時間が異なるためです。

Ⅰ・さよならの夜

 消耗レベルが6の場合のエンディングです。
 夜が明ける前に、ドラグブライドは消滅します。

Ⅱ・朝陽

 消耗レベルが4~5の場合のエンディングです。
 救われた世界の新しい一日の始まり。朝陽と共に、ドラグブライドは消滅します。

Ⅲ・碧空

 消耗レベルが1~3の場合のエンディングです。
 ただ一度の夏の終わり。澄み切った晩夏の青空の下で、ドラグブライドは消滅します。

②:<それからの世界>

 戦闘に勝利し、かつドラグブライドが消滅していた場合のエンディングです。

 リンカー単独でのシーンとなります。
 日常に戻ったリンカーの様子や、その後大人になった未来の姿など、思い思いのシーンを演出して下さい。

 この時、ドラグブライドは「リンカーへのラストメッセージ」をシーン中に演出しても構いません。
 手紙や動画等の何らかの方法でメッセージを残していた、リンカーが幻覚を見た、等の形で演出すると良いでしょう。

③<終わる世界の走馬灯>(敗北エンド)

 戦闘に敗北した場合のエンディングです。

 このエンディングでは、メイルゲートが開かれ、現れた無数のドラグアロンによりリンカーは捕食されます。
 捕食される直前、リンカーはドラグブライドとの日々を走馬灯のように思い返します。
 出会いの場面、日常の一コマ等、ペア毎に好きな回想シーンを演出して下さい。

◆相手への「ラストメッセージ」


 エンディングに際し、ペア相手への「ラストメッセージ」を宣言していないリンカー及びドラグブライドは、エンディング終了時にその内容を相手に伝えて下さい。
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〚ペアA〛ドラグブライド:ホムラ [ViVi] / リンカー:鉄刀・歩 [湊]
〚ペアB〛ドラグブライド:トウコ [湊] / リンカー:門司 輝 [みーる]
〚ペアC〛ドラグブライド:クリス [みーる] / リンカー:冨士野クレア [ViVi]
冨士野クレア
ホムラ
ブースト値:1 シールド枚数:4/4 消耗レベル:1/7 ドラグマニューバ:1/1 フローレス・リンク:1/1
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ペア割り


〚ペアA〛
  • ドラグブライド:ホムラ [ViVi]
  • リンカー:鉄刀・歩 [湊]

〚ペアB〛
  • ドラグブライド:トウコ [湊]
  • リンカー:門司 輝 [みーる]


〚ペアC〛
  • ドラグブライド:クリス [みーる]
  • リンカー:冨士野クレア [ViVi]
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ペア割り


〚ペアA〛

  • ドラグブライド:ホムラ [ViVi]
  • リンカー:鉄刀・歩 [湊]

〚ペアB〛

  • ドラグブライド:トウコ [湊]
  • リンカー:門司 輝 [みーる]


〚ペアC〛

  • ドラグブライド:クリス [みーる]
  • リンカー:冨士野クレア [ViVi]
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ペア割り


〚ペアA〛

  • ドラグブライド:ホムラ [ViVi]
  • リンカー:鉄刀・歩 [湊]

〚ペアB〛

  • ドラグブライド:トウコ [湊]
  • リンカー:門司 輝 [みーる]


〚ペアC〛

  • ドラグブライド:クリス [みーる]
  • リンカー:冨士野クレア [ViVi]
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ペアA(ホムラ&鉄刀・歩)


ドラグブライド:ホムラ [ViVi]

  • 戦闘用データ:遠距離戦闘型
  • 名前:ホムラ
  • 性格:冷静(あなたは常にクールで、感情を乱されない)
  • 契約リンカー:鉄刀・歩
  • “夢”:災禍
  • 世界を救う理由:使命(それが、自分に与えられた使命だから)
  • この夏したいこと:美味しいものを食べたい

リンカー:鉄刀・歩 [湊]

  • 名前:鉄刀・歩(たがや・あゆむ)
  • 性別:男
  • 性格:陰鬱
  • 契約ドラグブライド:ViVi
  • 経験:災禍
  • 将来の夢:分からない
  • 趣味:料理
  • 悩み:家族関係
  • この夏したいこと:墓参り
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ペアA(ホムラ&鉄刀・歩)


ドラグブライド:ホムラ [ViVi]

  • 戦闘用データ:遠距離戦闘型
  • 名前:ホムラ
  • 性格:冷静(あなたは常にクールで、感情を乱されない)
  • 契約リンカー:鉄刀・歩
  • “夢”:災禍
  • 世界を救う理由:使命(それが、自分に与えられた使命だから)
  • この夏したいこと:美味しいものを食べたい

リンカー:鉄刀・歩 [湊]

  • 名前:鉄刀・歩(たがや・あゆむ)
  • 性別:男
  • 性格:陰鬱
  • 契約ドラグブライド:ViVi
  • 経験:災禍
  • 将来の夢:分からない
  • 趣味:料理
  • 悩み:家族関係
  • この夏したいこと:墓参り
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ペアA(ホムラ&鉄刀・歩)


ドラグブライド:ホムラ [ViVi]

  • 戦闘用データ:遠距離戦闘型
  • 名前:ホムラ
  • 性格:冷静(あなたは常にクールで、感情を乱されない)
  • 契約リンカー:鉄刀・歩
  • “夢”:災禍
  • 世界を救う理由:使命(それが、自分に与えられた使命だから)
  • この夏したいこと:美味しいものを食べたい

リンカー:鉄刀・歩 [湊]

  • 名前:鉄刀・歩たがや・あゆむ
  • 性別:男
  • 性格:陰鬱
  • 契約ドラグブライド:ViVi
  • 経験:災禍
  • 将来の夢:分からない
  • 趣味:料理
  • 悩み:家族関係
  • この夏したいこと:墓参り
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ペアB(トウコ&門司 輝)


ドラグブライド:トウコ [湊]

  • 戦闘用データ:近接タイプ
  • 名前:トウコ
  • 性格:横暴/案内しなさい!パートナー!
  • 契約リンカー:門司 輝(もんじ・ひかる)/みーる
  • “夢”:[輝] の[孤独]/この春に駿河市の高校に転校してきたばかり。友達がいない。
  • 世界を救う理由:リンカー/機能あり、使命あり、義理人情も此処にあり。ならばひと肌脱ぎましょう!
  • この夏したいこと:文化祭!

リンカー:門司 輝 [みーる]

  • 名前:門司 輝もんじ・ひかる
  • 性別:男
  • 性格:寡黙にして広いところが好き
  • 契約ドラグブライド:/湊
  • 経験:孤独/この春に駿河市の高校に転校してきたばかり。友達がいない。
  • 将来の夢:安定した仕事/…とはいえ、それが一番難しい。
  • 悩み:友人関係/友達がいない。
  • この夏したいこと:勉強/…ということにしておけばうまく回るので。
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ペアC(クリス&冨士野クレア)


ドラグブライド:クリス [みーる]

  • 戦闘用データ:中距離戦闘型
  • 名前:(冨士野)クリス
  • 性格:お姉ちゃん/いっしょに楽しいことをしましょう
  • 契約リンカー:冨士野クレア/ViVi
  • “夢”:災禍(あなたは大きな事故や災害に巻き込まれた)
  • 世界を救う理由:使命/これ以上の理不尽をあなたの頭上に注がせない為に。
  • この夏したいこと:いっしょにご飯を作りたい

リンカー:冨士野クレア [ViVi]

  • 名前:冨士野ふじのクレア
  • 性別:女
  • 性格:温和(あなたは温和で優しく、穏やかな性格だ)
  • 契約ドラグブライド:クリス
  • 経験:災禍(あなたは大きな事故や災害に巻き込まれた)
  • 将来の夢:温かい家庭(平凡だけど幸せな家庭を築きたい)
  • 悩み:家族関係(あなたは家族とうまくいっていない)
  • この夏したいこと:アルバイト(アルバイトしてお小遣いを稼ぐ)
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が入室しました
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うさりんごが入室しました
クリス
ブースト値:2 シールド枚数:3 消耗レベル:1 ドラグマニューバ:1 フローレス・リンク:1
門司輝
トウコ
ブースト値:3 シールド枚数:2/2 消耗レベル:1/7 ドラグマニューバ:1/1 フローレス・リンク:1/1
クリス
ブースト値:2/2 [+0/+2]
シールド枚数:3/3 [+0/+3]
消耗レベル:1/1 [+0/+1]
ドラグマニューバ:1/1 [+0/+1]
フローレス・リンク:1/1 [+0/+1]
鉄刀歩
冨士野クレア
test
ホムラ
test
クリス
テスト
再テスト!
鉄刀歩
テスト
トウコ
テスト
クリス
これでどうかな
門司輝
テスト
トウコ
テスト
ViVi🦈
test
クリス
テステス
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Cristierra-04 | Sekirei - by SHIKI30%
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BG000a1
ViVi🦈

オープニングチャプター

Ⅰ:試行世界No.の決定

 本作のセッションは、その1つ1つが異なる世界の異なる可能性を描いています。
 よって、本作ではセッション毎にその世界の番号が決定されます。これは、他の世界との区別をつけるためであり、セッション中に他の番号の世界が関わってくることは一切ありません。

 各プレイヤーは6面ダイスを1つ振り、出た目を申告します。集まった数字を申告順に並べ、頭に「20」を追加します。できた数字が、このセッションにおける試行世界No.となります。
うさりんご
1D6 → 1
ViVi🦈
1D6 → 5
1D6 → 1
ViVi🦈
20151

Ⅱ:ドラグアロンの公開

ドラグアロン:メリュジーナ(p110)

Ⅲ:セッショントレーラーの読み上げ

ずかんNo.20151 ミュウトゥエンティー
2050年、永遠の冬に閉ざされた世界。暗闇の地下ドック。オレンジ色に輝く光の門の前で、ドラグブライド「エル」はあなたに告げる。

「ゲート生成完了。後は、その向こうに踏み出すだけだ」

「あなたの使命はただ1つ。世界の運命を変えること」
「滅びてしまった未来の代わりに、別の未来を人類にもたらすこと」

「成功してもしなくても、この旅の果てにあなたは終わりを迎える。
けれど、忘れないで。そこにはきっと、夏が待っている。
あなたのただ一度の夏が。あなたに手を差し伸べる人が」

「私は信じてる。あなたは必ず、人類の未来を切り開くと」

オレンジ色の光が眩く輝く。
その向こうに、夏の夕陽が見えた気がした。


機竜婚礼TRPG ドラグブライド

これは未来をかけた、世界で一度の婚姻譚
ViVi🦈

セッショントレーラーの読み上げが終わったらPCの自己紹介を行い、サマータイム・チャプターへ移ります。

サマータイムチャプター

サマータイムチャプターでは順番に1シーンずつ、計3つのシーンを演出します。
3人で遊ぶ場合、シーンを演出する順番は、プレイヤー同士相談して決定します。基本的に、他のペアが演出しているシーンに登場することはできません。
シーンの構成は、「ただ一度の夏」パートと、「終末の日の過ごし方」の2つのパートに分かれています。
ホムラ
d10
クリス
1D10 → 10
ホムラ
1D10 → 5
トウコ
1D10 → 2
ViVi🦈
クリス&クレア → ホムラ&歩 → トウコ&輝
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クリス&クレア → ホムラ&歩 → トウコ&輝
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クリス&クレア/「ただ一度の夏」Ⅰ

ViVi🦈
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西向く侍-01 | いつものカフェ60%
クレア
――ありがとうございました。番号でお呼びしますので、あちらでお待ちください」
お定まりの文言を告げる。これだけは毎回同じで、さすがに迷うことなく言える。
市民番号65535!食事の時間だ!
クレア
裏返して……それ以外はまるでうまくいかなかった。お客さんごとに言うこともやることも違って、どう応対すればいいのかわからないことばかり。
フードコートの柱に募集が貼ってあったくらいだから、そんなに難しいものではないと思っていたのだけど……。
クリス
「クレアちゃーん、麻婆春雨定食とオレンジジュース、餃子半ラーメンセット準備できたわぁ。5番のお客様のお呼び出し、お願いねぇ」
クレア
情報量が……多い!
クリス
「……あ、えっと、5番のお客様のごはん、できたわよぉ」
クレア
「は、はーい!」
一気にわかりやすくなった。しょうじき助かる。
「5番でお待ちのお客さま――」呼び出す。
この後は、よほどのことがなければプレートごと渡すだけだ。何事もないことを祈ろう。
クリス
「えっとぉ、次のお客様は回鍋肉丼山盛り3倍ミックスねぇ。この時代ってこれからごはんの時間になるんだっけ?」
「あ、すいません、今から大盛に変更いいですか?」
ViVi🦈
はったおすぞ
クレア
ちらと時計を見る。12時すこし前。
「そうですね。個人差はありますけど、12時から1時くらいに食べるひとが多いと思います」おかげでフードコートはずっと混雑している。こうして雑談をする余裕はさほどない。
クリス
「うんうん、活気があって好きなご飯を選べる……それってとっても素敵な事だわぁ」
「だから、ちょっとペース上げるわね? 6番のお客様のごはん、お待たせぇ」
クレア
「わたしたちのご飯きゅうけいは、あと2時間くらい後ですけどね……」始業からまだ2時間そこらだが、すでに疲れてきた……。
「あー、はい。お呼び出ししてきます」カウンターに戻る。アルバイトって、大変だなあ。
クリス
「7番さんできたわよぉ」
クレア
はやいはやいはやい!
クリス
「8番さんと9番さんもすぐ揚がるわぁ。……クレアちゃんはこうやってお金を稼いでるのねぇ」
クレア
「はーい」――家をでるための――「おまたせしました」――お金を溜めておこうかと――「少々お待ちください! 確認してきます」――思ったんだけど、
できる気がしなくなってきた。「稼いでいる、というか……稼ごうとして、いま四苦八苦しているところです」ふう。すこし途切れたかな?
クリス
「うんうん。やろうとしている、それだけで本当に偉いわあ」 冷凍肉の塊を凶器アイスピックで砕きながら笑顔。
クレア
「……クリスさんくらい手際よくできれば、もっと気楽だったんですけどね」なぜかあっさり馴染んでいる、その姿と所作を見て。
クリス
「うふふ、兵器ドラグブライドの処理能力なんてない方が健全よぉ。クレアちゃん達がそうならなくていいように、わたしはこの時代にいるんだもの」
クレア
すでに聞いている話ではあるものの、じつに現実感がない。彼女に言わせれば、まさに“現実感がない”世界を維持するために、そうしているということなのだろうけれど。
「そのくだり、いまいちしっくりきてなかったんですけど――今のクリスさんを見ていると、すこし実感できてきましたよ」
クリス
「あら、それはそれで複雑かも。クレアちゃんにはそういうこと考えないでふつうに過ごしてほしいのだし――あ、いらっしゃいませー」後半はこちらを覗く新しいお客様へ向けて。
クレア
まあ、わたしみたいなド新人がもうひとり増えたら、さすがにいろいろ回らないだろう。そういう意味では、クリスさんの首尾がいいのはありがたい。
仲良くなった方が兵器としての性能上がるからよろしく!あと戦い終わったら死ぬから!そんじゃ!
まぁまぁ大賢者製のような生き物
クレア
――冨士野の家を出ることを考えていたら、なぜか決戦兵器を名乗るひとがやってきて、姉を名乗りはじめて、今はいっしょにフードコートでアルバイトをしている。
今年の夏は……情報量が多いなあ。
ViVi🦈

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ViVi🦈

ホムラ&歩/「ただ一度の夏」Ⅰ

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『テレビから流れるニュース音声』|CoeFont100%
鉄刀歩
『皆さん、こんにちは。本日のニュースをお届けします。2030年も半ばを過ぎ……』
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鉄刀歩
欠伸を噛み殺しながらリビングに出ると、点けっぱなしていたテレビがニュースを流していた。内容は取りとめもない物だ。
『……夏の到来によって全国各地で気温が上昇しています。静岡県駿河市では今日も晴天に恵まれ……』
「……夏が来たら終わり、なぁ」
どうにも世間と夏に対する温度感を共有できないのは、この先の破滅とやらを知っているからだろうか。
卓上のリモコンを手に取り、電源を切る。
ホムラ
――扉を開けると適度に冷えた空気が流れてきて、外気の暑さとコントラストを作り出した。
つまり、開けている時間は最小限に留めるべき。
速やかに身を屋内へとすべらせ、破壊しない限界の速度で扉を閉める。
(宅内に響く大きな物音)
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西向く侍-01 | いつものカフェ30%
鉄刀歩
「おい。壊すなよ」
ホムラ
これでよし。
鉄刀歩
何やら満足げな顔をしているヤツに向かって釘を刺しておく。
ホムラ
「それは不要な危惧。建材の強度と経年による劣化を考慮して、最適な速度に調整した」
鉄刀歩
「ああ、そう……まぁ、エアコン付いてる所で開けっぱなすなって言ったのは俺だしな……」
ホムラ
喋るかれを観察。――ふむ、意識レベルと体温からして、まだ覚醒して間もないと推定。「おはよう、歩」
鉄刀歩
「おはよう……っつっても、今何時だ?」
ホムラ
「日本標準時で12時44分」
鉄刀歩
「あー、大分寝過ごしたな……悪い。朝飯なんか食ったか?」
ホムラ
「むろん、食べていない」
「でも、わたしの把握している情報では、今日の歩に特段の予定は存在しない。気象時刻を遅らせることに大きな問題はないはず」
鉄刀歩
「……だよな。悪い」二度謝りながら、冷蔵庫の中身を検める。
玉葱、獅子唐、挽肉、は少し賞味期限が近いか。冷凍室からパイシートも取り出し、外に晒しておく。
ホムラ
「改めて説明すると、わたしにそこまで頻繁な栄養補給は必要ない。けれど、なにかしらが提供されるというならいただく用意は――ある」
鉄刀歩
「はいはい。今から作るから、少し待ってくれな」
ホムラ
「了解。ちなみにわたしは、現在は“流し素麺”に興味がある」
鉄刀歩
「…………了解」パイシートを戻す。これは確かに、朝飯を抜く狼藉の上にメニューを先に決定しようとした俺が悪い。
「……いや流し素麺か……流し素麺!?」
ホムラ
「なんだ、歩も興味があるのか?」
うさりんご
出されたものに文句着ける同居人は食材にしていいんだよ
鉄刀歩
「いや、折角飯を作るならなるべく意に沿いたい所ではあるんだが……設備がな?」
「この辺に切っていい竹藪とかあんのかな……」
料理をしている間は、余計なことを考えなくて済む。そんな後ろ向きな理由から長じた趣味だが──時に、こうして客の為に没頭する事もある。
うさりんご
静岡の山ならその辺に竹藪くらいあるだろ
ホムラ
「あらかじめホームセンターで下調べをしておいた。税込23,173円の資金があれば製作できる見込み。あとは十分な広さの空間が必要」
鉄刀歩
「……お前、割と楽しんでるよな、この時代」
何処にホームセンターで流し素麺の機材費を下調べする決戦兵器があるというのだ。
ホムラ
「わたしは、歩と相互理解を深めなければならない。それにあたって、“幼馴染”という立場をとっている」
「わたしの知識によれば、幼馴染というのは、夏休みを楽しむもののはず」
鉄刀歩
「お前等の知識のソース、ファクトチェック掛けた方がいいんじゃないか」定義がサブカルすぎる。
「……まぁ、それなら折角だし流し素麺やってみるか」
ホムラ
「貴重な意見。けれど残念ながら、そのフィードバックを2050年に届けることは不可能――
「やろう。流し素麺」
鉄刀歩
「お前が楽しまないと、お前の目的の為にならないんだろ。多少の経費は目を瞑る」
「資材買って帰る時は、半分持つの手伝えよ」
ホムラ
「訂正。わたしだけが楽しんでも目的は達成されない。歩も楽しむ必要がある」
鉄刀歩
「あー、じゃあ、お前がいつもみたいに美味しく食ってくれたら俺も楽しいよ」
ホムラ
「了解。荷物を運ぶくらいのことは何ほどもない。任せてほしい」
鉄刀歩
これは適当な方便ではない。作り甲斐というのは、食べた人間の反応によって得られるものだと思う。
「……つうか、広さって言ってたけどどのぐらいの長さイメージしてる?」
ホムラ
「見積もりでは、この家のリビングをわずかに上回る」
鉄刀歩
「ベランダ迂回路かなぁ……」というか見積りの時点で超えるな。合わせろ。
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ViVi🦈

トウコ&輝/「ただ一度の夏」Ⅰ

門司輝
文化祭。
それは学生にとっての一大イベントにして、青春そのものの光景。

文化祭。
それは実態を知らぬ者にとってはきらきらしたお祭り。
しかして。
「……オレとしては、正直このノリについていけないんだけど……?」
――文化祭って、こんなに盛り上がるモンだったっけ。そう、思わずにはいられない。
「誰がやりたいんだよメイド喫茶……」
トウコ
「──だ、か、ら!」ばん、と机を両手で叩き熱弁する。
「一度きりしかない高校2年の夏よ!?此処でバカやらずにいつやるの、って私思うわけ!」
「男子も全員キャストのメイド喫茶!写真も取って卒業アルバムのウケもバッチリ!」
門司輝
えー拝啓2050年の科学者様、並びに最初のドラグブライドにして情操教育担当のエル様。
いったいこのポンコツにどんな学園ギャグ漫画を見せたんですか?
トウコ
「……あン?その分女子のメイド姿も見れるから役得でしょ!?文句あっかぁ!?」
クラスメイト
「あはは、さんせー!メイド服着ようよー」 「えーでもメイド服なんてどこから調達する?」 「コスプレ喫茶とかでもよくなーい?」 「トウコちゃーん、俺執事服がいいー」 「弟の制服の学ランとかってどうー?」
門司輝
うーん、帰りてぇ……。
トウコ
「執事服はねぇ、着せるなら女子の方に着せます!だってその方が美味しいって書いてたから!」
「ホラそこの!男子!っていうかヒカル!外様オーラ出してないで議論に参加しなさい!」
門司輝
「何にだよ……」 2050年もパルプフィクションって流行ってんの?
クラスメイト
「門司くんメイド服着たくない系ー?でも似合いそうじゃなーい?」
トウコ
「具体的にはー、オムライスにハートマークはオプション価格にするかどうかと、相席サービスを設けるかとか……」
クラスメイト
「はいはーい!チェキブース作ろチェキブース!」
トウコ
「うん、それ採用!チェキが学内の相手なら卒アル載っても問題ないしね!」
門司輝
……え、これマジでメイド喫茶で決まりなん???
トウコ
コンプラという奴だ。エル様に習ったので抜かりはない。
ViVi🦈
メイド茶屋
委員長
「はーいじゃあそろそろ多数決取るよー。うちのクラスの出し物、メイド喫茶でいい人!」
トウコ
「む」皆が教壇の委員長の方に意識が向いた合間に、顔を近付けて声を低める。
「ちょっと。言いたい事がありそうな顔に見えたわ」
門司輝
「いや別に……」 どうせクラスに馴染んでない転入生一人、サボったところで気づかれんだろうし。
トウコ
「何かあるなら言いなさい、いやあるでしょほら早く。はーやーく」囁きながら机の下で軽く足を小突く。
門司輝
「いだっ、あだっ、やめろってトウコ……!」 なんか妙に当たり強くない???兵器だから???
委員長
――はーい、じゃあ賛成多数でうちのクラスの出し物はメイド喫茶にけってーい!」
門司輝
うわ……。
トウコ
「……あっ、もう!早く言わないから!」自分が強く推したにも拘らず、輝の方を軽く睨む。
門司輝
「何をだよ……。そもそももう決まってるような流れを一人の意見で覆せるかっての……」
トウコ
「あんたが別の何かしたいって言うなら、私、あそこからでもひっくり返したわよ」
門司輝
「帰って勉強したい」 文化祭とかどうでもいいし……。
トウコ
「そ~~れ~~じゃ~~みんなと仲良くなれないでしょうが~~~~!」輝の髪をぐしゃぐしゃと描き回す。
門司輝
「わ、ちょおい!トウコやめろって!」 別にセットとかしてる訳じゃないけど!
委員長
「ほらそこー、戯れてないで役割決めるよー!トウコちゃんメイド服着たい?門司くんは?」
トウコ
「分かったわ。私、あんたの人間嫌いを治すために此処に来たのね………」よよよ、と涙を拭く仕草まできっちりやってからぱっと顔を正面に戻す。
「私も当然着るわ!ヒカルも着せてやりましょう。接客スキルを見せるときよ!」
委員長
「おおっ!さすがトウコちゃん、分かってるー!」
門司輝
「はぁ……」 本当に、どうしてこうなったのか……。
ViVi🦈
メモ:1巡目が終わったところ
クリス
ブースト値:2/2 [+0]
ブースト値:2
消耗レベル:1/7
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ViVi🦈
メモ:1巡目が終わったところ
ViVi🦈

クリス&クレア/「ただ一度の夏」Ⅱ

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VanitasOriginal-V.O.BGM25 new year Pack2022-02 | Sleepy Doggo100%
クレア
“散歩”――と称して外を出歩く。
クレア
目的地はないし、目的もない。家の中にいるのが気まずいから、そこから離れているというだけ。
だから、足を運ぶ場所はまちまち、なのだけど……これは失敗したかもしれない。
周囲の混雑が激しい――夏祭り、というやつだった。
夏祭りに不用意に踏み込むと神輿に撥ねられるからね
クレア
人の多い場所は得意ではない(なぜアルバイト先をフードコートにしてしまったんだろう?)。とりあえず、混雑から離れる方向へと足を向ける。
うさりんご
それは神輿の前に出る奴が悪い
人だかりで接近分かるでしょ
クリス
「……あら、クレアちゃん。あっちは行かないの?」
――なお、当然のように同行しているドラグブライドの方は見知らぬ活気と匂いに興味津々といった様子である。
クレア
「……人混みは、ちょっと」
「クリスさんが行きたいなら、行ってきてもいいですよ。わたしは適当にぶらぶらしていますから」
クリス
「ええ、一機ひとりであそこに突撃してこいって? クレアちゃんって案外厳しいのねぇ」
クレア
まぁ、言わんとするところはわからないではないけれど。
「わたしと一緒に来ても、べつに面白いことはないでしょうし……」謙遜というわけではない。文字通り、何の目的もなくぶらぶらするだけなのだから。
クリス
「あら。こういうのって誰かと一緒に行くから楽しいんでしょう? あんまり近づいてくる人がいたらお姉ちゃんがえいってやってあげるわよ」
えいっで神輿がひっくり返された
クレア
「それは……そうだとは思いますが」
クリス
「よし、じゃあ決まり!」 あくまで優しく、けれど有無を言わさず腕を引く。祭囃子の音が近づいてくる。
クレア
「ちょ、ちょっと待って。そんなに気になっていたんですか、お祭り?」周囲の喧騒が濃くなる。声を張るのは得意ではないから、こうなると距離を詰めるしかない。
クリス
「ふふ、未来ではこんなに人が集まって『楽しむ』なんてことないもの。――ねえクレアちゃん、あれなあに?」 近づいてきた体を絡め、腕を組んでしがみつきながら。何かを焼いている屋台を指さした。
「あれは何かを焼いている屋台ですね」
クレア
駿河の夏祭りは、復興事業の一環の流れを汲んでいて、かなり規模が大きい。およそ“夏祭り”といって想像しうるものは、たいてい存在する。
「お好み焼きと焼きそば、ですね」それぞれ単品も、ひとまとめにしたものも売っているようだ。……後者は歩きながら食べるには多すぎる気がするけど。
クリス
「お好み焼きはキャベツの千切りを小麦粉と混ぜて焼いてソースをかけた料理。焼きそばはソースを絡めて焼いた中華麺だったかしら。ふふ、どれもおいしそう」
クレア
そういうふうに説明されると、ありふれた料理も馴染みのない何かに聞こえるから不思議だ。
クリス
「かき氷……は、きっとかいた氷よね。カチワリってなあに? カチワると何か貰えたりする?」
クレア
「さ、さぁ……? たぶんクリスさんが想像している“カチワる”ではないと思いますが……」来てしまった以上、ただふらふらするというのも落ち着かない。なにか適当に買ってもいいけれど。
クリス
――今の“夏”は、こんなに眩しいのね」
クレア
「そう、ですね。たしかに夏っぽさはあると思います」そういうことではないのかもしれない。
説明はされたものの、彼女の言う“未来”についてはまるで実感が湧かない。だから、その感想にも共感はもてない。
――気に入りました?」
クリス
時の流れと侵略の果て、あらゆる活気が失われた世界で夏祭りは開かれない。それどころか四季を楽しむ余裕も、食べ物を選ぶこともない。まだ起きていない未来のことを、遺伝子だけを共にする“妹”にあまり話すつもりもない。
――ええ」
クレア
なんと言うべきか迷って、そう訊ねた。共感はできずとも、知ろうとすることはできるかもしれない、なんて。
クリス
それでも、うん。きっとこれくらいは願っていいのかと。
「“次”はあの服、一緒に着てみる? ええと、キモノ、だったかしら」
クレア
「ええと――たぶん、“浴衣”ですね。広義の“着物”でもあるとは思いますが」
悪くない提案、という気はした。どうせお祭りに来るのなら、浴衣のひとつも来たほうが馴染めるだろうし。
狩衣
ViVi🦈
濡れ衣
クリス
「浴衣、そう浴衣ね! ふふ、覚えたわ。きっと絶対忘れない。――クレアちゃんはあの、紺地に花火の柄、似合いそう」
――ドラグブライドに“次”はない。この夏の最後に、決戦がどうなるにせよ壊れていくだけの機械モノでしかない。
「バイト代、がんばって貯めなくちゃね」
□妖精卿の門を開く 3点
クリス
だから、そんな、ありえない未来IFを持っていくくらいは、いいでしょう?
クレア
――そうですね。浴衣を用意したら、また来ましょう」
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ViVi🦈

ホムラ&歩/「ただ一度の夏」Ⅱ

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ユーフルカ-イベント | 悲しみを越えて30%
鉄刀歩
蝉の声。入道雲。蜃気楼。
17年前も、こんな典型的な夏の日だったのだろうか。
随分と放ったままになっていた御影石の表面を磨き、周囲に繁茂した雑草を抜くだけで一仕事だった。
「………こんなもんか」
柄杓から水を掛け、表面の汚れを洗い落とす。鉄刀の姓が掘られたそれは、墓石だった。
ホムラ
ごとり。重い音が二重に鳴る。波々と水の入った手桶がふたつ、地面に置かれる。
「追加の水を持ってきた」
鉄刀歩
「ああ、助かる……じゃあ、そこの筒に水入れてくれ。洗ってあるから」
ホムラ
「筒――この竹製のものだと推定。了解」
鉄刀歩
「そうそう」仏花を入れる筒を指差す。その合間に、自分は新聞紙の包みを解いて高野槇の枝を剪定する。
ホムラ
材質は同様でも、先日の流し素麺のときに使ったものに比べると、すくなからず経年が見られる。慎重なあつかいが必要。
鉄刀歩
ぱちん、ぱちん。切り取られた根元をもう一度鋏で切る音。こうすれば、水を吸いやすくなって長持ちする。
灼熱の昼下がり、人の少ない墓地ではよく響いた。
ホムラ
「なるほど。この大きさの構造物の洗浄を、手桶の水でおこなうのは非効率的と思ったけど。ホースを使った大規模な放水だとなにかが破損するおそれがある」
鉄刀歩
「うーん、まぁ、丁寧にやることが……多分大事なんだろうな」
「納得するためっていうか。死んだ人間って、何もしてやれないだろ」
ホムラ
「相手がいない以上、なにかをすることはできない」
鉄刀歩
「うん。だから、墓が必要なんじゃないか。そこに遺骨がなくても……本人がいなくても」
「昔はこんな事、何になるんだって思ったけど」
ホムラ
「うん? 日本のこの様式の墓の場合、通常は遺骨が納められているはず」
鉄刀歩
「俺の父親が務めてたビル、特に被害が大きかった場所でな。遺体が見つからなかった」
ホムラ
「なるほど。そういうケースは、たしかに存在する」
鉄刀歩
「13年の爆発事故、あれ、お前たちの敵が関わってるんだろ?」
ホムラ
「断定に足る証拠はないけれど、その蓋然性が高いと見られている」
鉄刀歩
左右の筒に丁度いい大きさに荒野槇を揃えて、筒の中に差し入れる。
「よし、いい塩梅だな。……父親は原因の分からない爆発事故で死んだって聞かされてて、ぜんぜん実感がなかったんだ」
ホムラ
「今は違う?」
鉄刀歩
「正直、お前の話も荒唐無稽だったけど……この夏の終わりには、そいつらが来るんだろ?」
ホムラ
「それ自体は、そのとおり。でも、“来る”以上のことは起こらないようにする」
「そうするのが、わたしの使命。だから、十七年前のようなことは起きない」
鉄刀歩
「はは、頼もしいな。じゃあ……そいつらが来たら、おれの分もぶん殴って来てくれ」
ホムラ
「わたしの兵装では、“ぶん殴る”のはむずかしい。ミサイルでもいい?」
鉄刀歩
「使命のついでに、私怨も預けて悪いけど」
思わず軽く噴き出す。
ホムラ
「それについては問題ない。やることは変わらないから」
鉄刀歩
「っはは。……じゃあ、それで」
会話が一段落したところで、数珠を取り出し、墓前で手を合わせる。
ホムラ
「了解――歩が心配する必要はない。この世界は、このまま未来に続いていくから」
鉄刀歩
「……だといいな。今日は暑い中、付き合ってくれて…助かった」
「礼っちゃなんだけど……何か食べたい物あるか?」
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ViVi🦈

トウコ&輝/「ただ一度の夏」Ⅱ

門司輝
夏休み、それは学生が学校から解放される数少ない期間。
夏休み、それは惰眠を貪っていても許される数少ない時期。

――だと、いうのに。

「……なんで俺はこんな早くから学校に来てるんだ……」 うお、荷物重……。
トウコ
「だって文化祭は新学期始まってすぐだし」
「そんでヒカルは部活入ってないし」
「そしてあたしが皆と色々やり取りする一番忙しい役にヒカルを推薦したから!」
門司輝
「身も蓋もない結論ありがとな……」 だからって荷物も気も軽くなったりしねぇんだわ……。
「おかげで最近『あのトウコちゃんと一緒にいる妬ましい奴』って目で他クラスから見られてるんだけどその辺どうお考えで?」
トウコ
「いいじゃない。青春よ青春、これを機に決闘でもして他クラスのみんなとも打ち解けてしまえばいいわ」
「ほら、女の子とデートする権利を賭けて決闘!とかも2030年では一般的なんでしょう?」
門司輝
「俺にとっては青い春じゃなくて灰色の夏だな……」
――いやまあ確かに、おかげ様でクラスメイトとは少し話すようになったし、悪い奴じゃないとは認識されてきてるっぽいけど。
トウコ
「んもう、駄目よもっとしゃんとしてないと」
門司輝
「俺の態度がお前と何の関係が……?」
トウコ
「ヒカルは凄いヤツなんだから、もっと自分を出していくべきだわ。関係?だってあなたは私のリンカーだから!」
「私はあなたの未来を守る為、この時代にやって来たのよ。なのにずーっとつまんなそうな顔じゃ、その未来が心配で仕方ないじゃない!」
ViVi🦈
なんかロケット団みたいだな
門司輝
「遺伝子情報が似通ってるってだけで、この世界の未来を俺に仮託するのどうなんだよ」
トウコ
「守った世界でのあんたの未来の話だって言ってんの~~!この!この事なかれ主義め!」抱き着いて側頭部をぐりぐりと拳で挟む。
門司輝
「いたいいたいいたい!?」 あと当たってる!?
トウコ
「いーい!?私はあんたを守り切ってキラキラーって消えちゃうんだから!その後誰があんたの引っ込み思案を治してくれるってのよ!」
門司輝
「だからってそこまで面倒見るのは背負い込み過ぎっていうか余計なお世話っていうか……!」いたいいたいいたい、あと絶妙に抜け出せないんだがこれだから自称兵器っ娘は!
トウコ
「せめてこの文化祭の準備で、友達の一つも造らないとおちおち戦場にも行けやしないってーのー!」
門司輝
「ちなみにお前のいう友達ってどうなれば友達なんだよ…!?」
トウコ
「え」はた、と考え込んで拳を解く。
門司輝
いたたたた……。(さすりさすり) 「……トウコ?」
ViVi🦈
月々の友達料を支払っていれば友達
トウコ
「うーん……河原で殴り合ったり、カラオケ行ったり、世界を大いに盛り上げる部活を一緒にやったり……?」
門司輝
「なんか特定思想が垣間見えたな……」 しかも結構古いタイプじゃねーか。そんなアーカイブしかないのか未来。
トウコ
「ああ、ヒカルの好みに合わせるなら図書館デートとかでもいいわよ。好きなんでしょ勉強」リサーチ済みよ。ふふん
門司輝
「図書館は私語厳禁だぞ」
トウコ
「そういやそれで誰か怒られてたような記憶あるわね……」
「と・に・かく!それなら条件を設定します!」
門司輝
「うわ藪蛇……」
トウコ
「文化祭当日までに、一緒に回ってくれるような友達を作る事!クラスメイトでもその他生徒でも、学外でもこの際問いません!」
「出来なかったら」
門司輝
「出来なかったら?」
トウコ
「私がクラスメイトの皆に一人一人頭下げて頼んでくるからね」真顔であった。
門司輝
「…………今から…………?」 普通にデートの約束とかしてる奴もいると思うんだが……?
トウコ
「ばっかりじゃないでしょ、現にあんたもデート相手いないんだし」
ViVi🦈
一日分の友達料なら一万円くらいかな
門司輝
「余計なお世話って言葉、お前のその優秀な頭脳にインストールされてないんだな」
トウコ
「お願い……このバイト代でなんとか……」
トウコ
「無駄なことはしない主義だからね」
門司輝
「……まあ、やればいいんだろやれば」
トウコ
「分かればよろしい。ちゃんと出来たら、ご褒美をあげるわ」満足げな表情。
門司輝
「……ちなみにそのご褒美はなんなんだよ」
トウコ
「秘密ー」
門司輝
うわぁ……。
トウコ
「さて、ラストスパート!文化祭の為にも、友達作りの為にも奔走するわよ、ヒカル!」
門司輝
「はぁ……」 畜生、太陽が眩しいな……。
ViVi🦈
3シーン目の「終末の日の過ごし方」パートでは、8月25日の、世界をかけた決戦の直前のシーンが描かれます。
「終末の日の過ごし方」パートの終了時、リンカーはドラグブライドに対して、ドラグブライドはリンカーに対して、それぞれ相手へ最後に伝えたい言葉をメッセージにして記録します。
p56のメッセージ表から選択、または任意に作成し、「メッセージ」欄に記入して下さい。
このとき、記入したメッセージは公開しないことを推奨します。
ViVi🦈

クリス&クレア/「終末の日の過ごし方」

クレア
8月25日。夏休み最後の日曜日。
16時前。明るさからすると、まだぜんぜん昼間という感じ。
やはり最終日となる、アルバイトを終えた後だった。
モールを出たところで、クリスさんに向き直って。
「お疲れさまでした」
「いろいろ助かりました。わたしだけじゃ、たぶん、途中でやめそうになってたかもしれません」
クリス
「ううん、いいのよ。クレアちゃんの助けになってたならわたしも嬉しいし――あ、そうだ」
「口座?がなかったから、わたしの分のお給料もクレアちゃんと同じところに入ってると思うの。あとで確認しておいてね」
クレア
「ええ……よくそれで通りましたね……」
クリス
「ふふふ」
クレア
なんだか悪い気はするけど、とはいえ、彼女の立場からすればお金があってもあつかいに困るのだろう。
後で銀行員がすごい顔色になりそうなワーディングの影響
クレア
「この際だから、それはわかりました。……でも、そうなるとどうしようかな」
クリス
「あら、何かする予定があったかしら?」
クレア
「お世話になったので、なにか、ちょっとしたお礼でもと思っていたんですけど。お金を受け取ってしまうとなると、なにかしても据わりが悪いかなと」
クリス
「あら、そんなこと」 別にいいのに、とは思うけれど。それでも申し訳ないと思ってしまうのが人間なのだろう。理解はする。だから。
「じゃあ、今からデートしましょ? 費用は全部クレアちゃん持ちで」
クレア
「また得体の知れないことを……でも、いいですよ。わかりました」
なんだかんだ、このひとはいつも気遣ってくれる。なら、そう悪いことにはならないと思う。
クリス
「まあ、できても1時間くらいかな。……だから一番いいところに、ね?」
クレア
「まだ明るいとはいえ、時間としてはそろそろ夕方になっちゃいますよね。プランはお任せしていいんですか?」ここで、否、といわれるとかなり困る。
クリス
「ふふ、任せて」 ――それじゃ、クレアちゃんの服でも見に行きましょうか!
クレア
???
クリス
――どんな服を見せて、クレアちゃんがどんな顔をしたのかは内緒。
だってそれは、わたしとあの子のデートなんだもの。
うさりんご
これで自動的に思い出と紐づくモノを遺せるわけですね
ViVi🦈
ラストメッセージ記録ヨシ!
うさりんご
記録ヨシ!
ViVi🦈
みーるさん落ちはった
ViVi🦈

ホムラ&歩/「終末の日の過ごし方」

鉄刀歩
『……8月25日の夕方のニュースをお知らせします。本日は学生の夏休み最終日ということもあり……』
『……各地で家族連れの観光客が賑わいを見せました。来週からの天気は……』
リモコンでテレビの電源を切る。
「あと数時間か」
ホムラ
「うん。歩、やり残しの力仕事とかはある? 今ならまだ、わたしが手伝える」
鉄刀歩
自分が戦う訳でもないのに、何故か浮足立つような思いを覚える。
「いいよ。おれ一人だと、親父の墓参りに踏ん切り付かなかった気がするし」
「もう充分もらったと思う。……むしろ、ホムラはなんかないのか」
ホムラ
「あの作業をひとりでこなすのは大変。来年からは、もうすこし日差しの弱い時間帯を選ぶことをお勧めする」
「わたし? わたしは――
「わたしは、使命とは別にひとつ、2030年でやろうと思っていたことがあった」
鉄刀歩
「あるのか。今からでも間に合うか?」
ホムラ
「それは、2050年には存在しない“美味しいものを食べる”こと」
「この一ヶ月ほどのあいだに、それはすでに達成されている」
鉄刀歩
「……そりゃ、どうも。手習いでそんなに喜ばれると、その、あれだが」
「…………」
ホムラ
「わたしの観察するかぎり、作った経験がないらしき料理もいくつもあった。歩はわたしのために努力をしてくれた、と認識してる」
「ありがとう。満足」
鉄刀歩
「いやまぁ、流石に流し素麺のレールは初めて作ったけどな」苦笑。
「……あんなもの、一人だと使う機会ももうないだろうな」
ホムラ
「たしかに、ひとりだと流す役と食べる役を兼ねることになる。かなりの困難が予想される」
鉄刀歩
「…あー…………いや、すまん」手を口に当て、眼を逸らす。
ホムラ
「なに?」
鉄刀歩
「いや、お前がまた使う時まで取っとくって……言いかけた」
ホムラ
「その機会が発生することはない。だから、歩が使わないなら、処分してしまってもかまわない」
鉄刀歩
いつも通りの表情なので、つい、当たり前のように"次"の話をしてしまった。
ホムラ
「歩とわたしのあいだに“次”はない。でも、それは歩個人にとって“次”の機会がないことは意味しない」
「だから、歩は他のだれかと、流し素麺をしてもいい。それをできる未来の可能性は、否定されないから」
鉄刀歩
「……じゃあ、やっぱり置いておくよ。二人で作ったもんな」
ホムラ
「いい選択だと思う。あれは楽しい。何度やってもいい」
鉄刀歩
「じゃあ、今からもう一回やるか。まだ時間あるだろ?」
ホムラ
「うん。少なく見積もっても約1.5時間。実際はもうすこしあるはず」
鉄刀歩
「じゃあ天麩羅作るぐらいは行けるか。美味いもん食って、万全で行ってくれよ」
ホムラ
「任せて。期待には応える」
鉄刀歩
「しかし、今後は流し素麺の度にお前思い出すんだろうな……」
もしかしたら今あるレパートリーのほとんどもそうかもしれない。
ViVi🦈

トウコ&輝/「終末の日の過ごし方」

ViVi🦈
(サメ,シャチ,イルカ) → シャチ
門司輝
【✔:あと少し】 [×:いや無理だわ,友達出来た]
F5したら設定した発言者画像が認識できない時があるっぽい?
ViVi🦈
ある
門司輝
「……まあ、俺にしては頑張ったと思うんだよな」
何と言っても、縁もゆかりもない――正確には母の実家があるので縁がない訳ではないが、17年違う土地で育ったのだから実感としては――土地での新生活だ。完成している友人関係を壊すように割って入るつもりはなくて。
「でもまあ、あと一押しすれば文化祭一緒に回れそうなやつが2,3人いるんだよ。だから分かるだろ?トウコ」
トウコ
「なにが?」
門司輝
「お前が土下座して頼み回る必要はなさそうって話」
トウコ
「あぁ………うん、本当に頑張ったわねヒカル……」目尻を指先で拭っている。
門司輝
「泣くほどかよ」
トウコ
「最初の頃は何にも興味ありませーんって顔で全力で窓の外に目を向けてる子だったのに……」
門司輝
正直今からでも許されるならしたいが。
ViVi🦈
おれ自身が文化祭となることですべての参加者と共に在ることができる――
トウコ
「それは駄目」
門司輝
「ちぇー」
トウコ
「ヒカルの考える事なんて手に取るように分かるわよ。だってあなたは私のリンカーだから!」
門司輝
「リンカーって言っても心の中まで読み取れるわけじゃないはずなんだが……」
トウコ
「……うん、でも、夢で見ちゃったからさ。ヒカルのこと」
門司輝
「そういうえば詳しく聞いてなかったけど……俺の何を夢に見てそうなったんだよ」
トウコ
「だから決めたの。どれだけ空回っても、迷惑がられても、ヒカルがこの先一人じゃなくてもいいようにしようって」
「あんたがつまんなそーにしてる転校したばかりの頃のこと」
「実際会ってみたら夢の中そのまますぎて時間止まった??って思ってたけど」
門司輝
「うーん……我ながら何の面白みのない夢だし、そっからそこまでお節介するかって思わないことはないけど」
「まあ、おかげさまで?」
トウコ
「うん。それなら、約束通りご褒美をあげないとね」
門司輝
ちょっと身構える。結局なんなんだ…?
トウコ
「ヒカルも頑張ったんだし。はい、これ」と言って、随分古い型式のスマートフォンを手渡す。
「文化祭の準備しながらのバイト代で買ったやつだからさー、古いのは勘弁してね」
「あ、これを使えって話じゃないよ」
門司輝
「……どういうこと……???」 今時指紋認証もついてない機体とかいっそプレミアものでは……?
トウコ
「あとでね、あとで。全部終わってから開ける事!」
ここでメッセージを「スマホの暗証番号」とかにしてメモ帳に遺言を書けば消滅後も違法ED参加が出来るな……と思った
門司輝
「つまり文化祭終わるまで…ってまだ2週間も先か……」
うさりんご
普通にメッセージ遺して
トウコ
「あー、私も参加したかったなぁ!メイド服着て、ヒカルと友達を出迎えて、その後ヒカルにメイド服で接客して貰って……」
「ま、写真は準備会で撮ったからいいか!」
門司輝
「みんなで話のタネにしてやるよ。夏休み明けには転校してるくせに文化祭盛り上げまくってたお節介な奴の話」
トウコ
「そうね。ヒカルが皆と仲良くなる為の話題になるなら、頑張った甲斐もあるってもんだわ」
門司輝
――最後の夕焼けが消えていく。直に夜になる。
「もう、行くんだな」
トウコ
「うん」
「皆が文化祭をやるには、もうひと頑張り必要だからね」
門司輝
「それじゃ、いっちょよろしく頼むよ。いってらっしゃい」
トウコ
「オッケー。──ヒカル!」
門司輝
「……まだ何かあんの?」
トウコ
「辛辣!!」
門司輝
「いつも通りだろ」
トウコ
「はいはい。そんじゃ、私もいつも通り言わせて貰うわ」
「皆と仲良くするのよ!歯はきちんと磨く!夜0時を越えて夜更かししないように!」
門司輝
「お前は俺の母親か!」
トウコ
「いーえよく考えたらまだまだ言う事あるわ!あんたは大体引っ込み思案で……」
門司輝
あーあーあーあーうーるーせーえーーーー
ViVi🦈
メモ:サマータイムチャプターがすべて終わったところ
!SYSTEM
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戦闘の進行


1、戦闘開始

PCを表すコマを、メイルゲートシートの好きなセルに配置します。

2、エネミーの攻撃宣言

 「エネミーの攻撃宣言」では、いずれかのPLが現在の攻撃回数を確認し、対応するドラグアロンの攻撃の「対象」「上昇消耗レベル」を読み上げます。
 読み上げが終わったら、「PCのアクション」に移ります。

3、PCのアクション

 ドラグアロンの攻撃に対し、ドラグブライドは回避と攻撃が一体となったアクション、「マニューバ」を行います。
 「マニューバ」は、エネミーの攻撃1回につき1回行うことができます。マニューバを行う順番は、PL同士の話し合いで決定して下さい。

4、エネミーの攻撃着弾

エネミーの攻撃内容によってPCの消耗レベルが上昇

5、エネミーの時空干渉

エネミーの干渉によってPCの位置が変化

6、次の攻撃へ

※エネミーのHPが0になるか、10回目のエネミーの攻撃終了時まで、「2」~「5」を繰り返す
!SYSTEM
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マニューバの使用

 マニューバを使用するPCは、以下の順番で処理を行います。

①使用するマニューバの宣言

 自身の「マニューバ」または「ドラグマニューバ」を宣言します。
 (「ドラグマニューバ」は1度の戦闘で1回まで使用できます)

②マニューバ判定

 6面ダイスを自身の「ブースト値」と同じ個数振り、出た目のうち最も大きい値を確認します。これが「判定値」となります。
 「判定値」に修正を与える効果があれば計算します。
 算出された値がその判定の「達成値」となります。
 この判定を「マニューバ判定」と呼びます。

③マニューバの処理

 マニューバ判定の達成値を算出したら、次の順でマニューバの処理を行います。

Ⅰ:移動方向の宣言

 移動する方向を「時計回り」または「反時計回り」で宣言します。

Ⅱ:移動

 「達成値までの任意の数」分まで、選択した移動方向にセルを移動します。
 (移動しなくても構いません。また、途中で移動方向を変更することはできません)

 その際、使用宣言したマニューバの「レンジ」の番号を確認します。
 「レンジ」の番号と同じ番号のセルを一度でも通ったら、該当するレンジをチェックします。
 この時、レンジの番号と同じ番号のセルを複数回通っても、重複してレンジをチェックすることはありません。
  • 移動開始時と終了時のセルも含まれます。またこの時、セルに記載された番号以外のアルファベット(LとR)は無視します。
  • 移動しない場合でも、自身がいるセルの番号と同じレンジがあった場合はチェックします。

 なお、移動しなかった場合、自身の次のマニューバ判定では、判定ダイス数を+1します。

Ⅲ:ダメージの算出

 移動が終わったら、チェックしたレンジを確認し、それに対応する「威力」の値を合計します。
 合計した値に、「ダメージ」を増減させる効果があれば適用します。
 算出された値が、エネミーに与えられる「ダメージ」の値となります。

Ⅳ:ダメージの適用

 算出された「ダメージ」の値分、エネミーのHPを減少させます。
 以上で、マニューバの処理は終了です。全てのPCがマニューバを使用したら、「エネミーの攻撃着弾」に移行します。
!SYSTEM
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エネミーの攻撃着弾

 「エネミーの攻撃着弾」では、「エネミーの攻撃宣言」で読み上げられた攻撃内容に基づき、次の順番で処理を行います。

①対象の確認

 エネミーの攻撃の「対象」に基づき、攻撃の対象となるPCを確認します。
  • 「特定のセルにいるPC」が指定されている場合は、そのセルにいる全てのPCが対象となります。
  • 「全てのPC」とだけ記載されている場合は、全てのPCが対象となります。

②消耗レベルの上昇

 エネミーの攻撃の「上昇消耗レベル」に基づき、対象となる各PCの消耗レベルを上昇させます。
 『8-(この攻撃に対するマニューバでの移動セル数)』のように記載されている場合は、PC毎に上昇する消耗レベルの値を計算し、適用します。

 この時、シールド枚数が1以上のPCは、消耗レベルを1上昇させる代わりに、シールドを1枚消費します。
!SYSTEM
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エネミーの時空干渉

 戦闘で使用するメイルゲートシートは、開きつつある時空間ゲートの周囲、円周状の空間を表しています。この空間では、ドラグアロンの攻撃の衝撃波や時空間への干渉、エネミーの瞬間移動などでPCとエネミーの位置関係が変わります。
 これを表現したのが、「エネミーの時空干渉」です。

攻撃内容に紐づけられた「エネミーの時空干渉」の効果の確認

 「エネミーの攻撃着弾」の処理が終了したら、いずれかのプレイヤーは、その回の攻撃に紐づいた「エネミーの時空干渉」の「効果」を読み上げます。効果には、次の2つの種類が存在します。

1、特定の方向にランダムなセル数分、PCを移動させる

 「6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数分時計回りに移動する」等と記載されている場合です。いずれかのプレイヤーは6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数分、全てのPCのコマを指定された方向に移動させます。
 これは、ドラグアロンが瞬間移動し、PCとの相対位置が変化したことを表しています。

2、特定のセルへ向けて指定したセル数分まで、PCを移動させる

 「『0』セルに向かって最大4セル移動」「『7』セルへ向かって最大3セル移動」等と記載されている場合は、全てのPCを該当セルに向けて、最大で指定されたセル数分まで移動させます。
  • 指定されたセルに着いた場合、その時点で移動は終了します。
  • この時、移動する方向はPC毎に最短距離となる方向にします。いずれの方向も同じ距離であった場合、進む方向はプレイヤーが選択します。

 これは、ドラグアロンの攻撃の衝撃波により、PCが吹き飛ばされる、あるいは引き寄せられていることを表しています。
 「エネミーの時空干渉」が終わったら、次の「エネミーの攻撃宣言」に移ります。
!SYSTEM
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戦闘中に使用できる効果


①「マニューバ」の効果の使用

 「マニューバ」には、「レンジ」と「威力」の他に、様々な効果が設定されています。
 これらの効果は、自身の消耗レベルを指定された値分上昇させることで、1回の判定につき1回まで使用できます。
 ただし、この時、自身の消耗レベルを7以上にすることはできません。

②「ドラグマニューバ」

 「ドラグマニューバ」は、ドラグブライドが人型から機械竜に姿を変えて使用する強力なマニューバです。
 1度の戦闘で1回のみ使用できます

 また、「ドラグマニューバ」を使用宣言したPCは、自身の「シールド枚数」を戦闘開始時の枚数まで回復します。
 その後、「ドラグマニューバ」を使用してマニューバ判定を行います。

 その他の処理は通常の「マニューバ」と同様です。

③フローレス・リンク

 PCは1戦闘に1回まで、任意のタイミングで「フローレス・リンク」を使用できます。「フローレス・リンク」の使用を宣言したドラグブライドのペアのリンカーは、「ドラグブライドへのラストメッセージ」を読み上げます。その後、以下の効果を全て適用します。
  • 「戦闘不能」状態であればその状態を解除し、消耗レベルを6にします。
  • その戦闘では、「ドラグマニューバ」を追加でもう1回使用することができます。

 フローレス・リンクを使用したPCは、戦闘終了時に消滅します。
!SYSTEM
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ドラグアロン:メリュジーナ


攻撃順:1

  • 攻撃順:1
  • 対象:1・3・5・7セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:背部より掃射される連装レーザー砲

攻撃順:2

  • 攻撃順:2
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[8-(攻撃着弾時にPCがいるセルの番号と同じ数)]
  • 時空干渉の内容:0セルへ向かって最大5セル移動
  • 演出:両翼より散布される拡散粒子爆雷


攻撃順:3

  • 攻撃順:3
  • 対象:「L」セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:2
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、反時計回り↺に移動
  • 演出:片翼から発射される拡散重力砲


攻撃順:4

  • 攻撃順:4
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[8-(この攻撃に対するマニューバでの移動セル数)]
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:口腔より放たれる追尾レーザー砲


攻撃順:5

  • 攻撃順:5
  • 対象:0・2・4・6セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:背部より掃射される連装レーザー砲


攻撃順:6

  • 攻撃順:6
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[攻撃着弾時にPCがいるセルの番号と同じ数]
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:両翼より散布される拡散粒子爆雷


攻撃順:7

  • 攻撃順:7
  • 対象:7以外のセルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
  • 時空干渉の内容:0セルへ向かって最大5セル移動
  • 演出:全翼より放たれる飽和レーザー砲


攻撃順:8

  • 攻撃順:8
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[8-(この攻撃に対するマニューバでの移動セル数)]
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、反時計回り↺に移動
  • 演出:口腔より放たれる追尾レーザー砲


攻撃順:9

  • 攻撃順:9
  • 対象:0以外のセルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
  • 時空干渉の内容:7セルへ向かって最大5セル移動
  • 演出:全翼より放たれる広範囲拡散レーザー砲


攻撃順:10

  • 攻撃順:10
  • 対象:全てのPC
  • 時空干渉の内容:無し
  • 上昇消耗レベル:7
  • 演出:メイルゲートが完全に開き、世界は破滅へ向かう
!SYSTEM
背景を変更 by ViVi🦈
BG000c0
メリュジーナ
HP:300/300
!SYSTEM
おる~? by ViVi🦈
ViVi🦈

クライマックスチャプター

クライマックスチャプターでは戦闘が発生します。戦闘ルールに関しては、p68~を参照して下さい。
!SYSTEM
BGMを変更 by ViVi🦈
LuciaRize-06 | Over Gradation - by SHIKI30%
駿河市上空、高度約1km。
開きかけたメイルゲートと、それにともなう巨大な重力場があった。
RADIANT FORCE流れてそうな場面
ホムラ
「……想定よりもすこし早い?」
クリス
「誤差範囲内でしょう。これくらいなら異常というほどでもないわ」
トウコ
「多少のズレはあるんじゃない?そもそも、時空を歪めるような相手なんだし」
ホムラ
「もっともな話。いずれにせよ――わたしたちがいる以上は、ここで通行止め」
クリス
「あちら様は通してほしくてうずうずしているみたいだけど?」
トウコ
「下に残して来たリンカーはそれをお望み?」
クリス
「それもいいかも――って言っちゃうかもね。させなければいいんでしょう?」
トウコ
「あらそう。悪いけど、うちのリンカーにはこれから大舞台の予定があるの」
「だから、ええ、そうね──とっとと叩き返しましょう」
ホムラ
「うん。使命を遂行しよう――状況、開始」

戦闘開始

ViVi🦈
PCを表すコマを、メイルゲートシートの好きなセルに配置します。
ViVi🦈
メニューの「マップ」からメイルゲートマップを開けるよ
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
クリス
R4セルに。移動位置は広く取りましょう。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
トウコ
R2へ。どっちにも動きやすい事を考えたらこの位置かしら。
ホムラ
7。わたしは遠距離型。
ViVi🦈

エネミーの攻撃宣言

  • 攻撃順:1
  • 対象:1・3・5・7セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:背部より掃射される連装レーザー砲

PCのアクション

ドラグアロンの攻撃に対し、ドラグブライドは回避と攻撃が一体となったアクション、「マニューバ」を行います。
「マニューバ」は、エネミーの攻撃1回につき1回行うことができます。マニューバを行う順番は、PL同士の話し合いで決定して下さい。
マニューバを使用するPCは、以下の順番で処理を行います。
①使用するマニューバの宣言
②マニューバ判定
③マニューバの処理
トウコ
マニューバ:ファランクス・ブレードを宣言。ブースト値は3だから、3個ダイスを振るわ。
トウコ
3D6 → 9[1,2,6] = 9
ViVi🦈
6面ダイスを自身の「ブースト値」と同じ個数振り、出た目のうち最も大きい値を確認します。これが「判定値」となります。
「判定値」に修正を与える効果があれば計算します。
算出された値がその判定の「達成値」となります。
この判定を「マニューバ判定」と呼びます。
トウコ
よし、達成値6。
ViVi🦈
マニューバ判定の達成値を算出したら、次の順でマニューバの処理を行います。
Ⅰ:移動方向の宣言
Ⅱ:移動
Ⅲ:ダメージの算出
Ⅳ:ダメージの適用
トウコ
R2から反時計回りに2距離移動。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
ViVi🦈
その際、使用宣言したマニューバの「レンジ」の番号を確認します。
「レンジ」の番号と同じ番号のセルを一度でも通ったら、該当するレンジをチェックします。
この時、レンジの番号と同じ番号のセルを複数回通っても、重複してレンジをチェックすることはありません。
移動が終わったら、チェックしたレンジを確認し、それに対応する「威力」の値を合計します。
合計した値に、「ダメージ」を増減させる効果があれば適用します。
算出された値が、エネミーに与えられる「ダメージ」の値となります。
トウコ
レンジ[0][1]が両方チェックされたから、威力6+5で11ダメージね。

「──まずは一、二つッ!」空を蹴り、埒外の推力に任せた突貫。単分子刃の大剣が装甲に浅く二度沈む。
メリュジーナ
HP:289/300 [-11]
ViVi🦈
以上で、マニューバの処理は終了です。全てのPCがマニューバを使用したら、「エネミーの攻撃着弾」に移行します。
クリス
次はわたしね。マニューバ:ヴァリアブル・レールガンを撃つわ。
クリス
2D6 → 6[4,2] = 6
クリス
ここでレールガンの追加効果を宣言。消耗度を上げることで達成値をプラスして達成値5ね。
クリス
消耗レベル:2/7 [+1]
クリス
反時計に2マス移動、R4→R2へ。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
クリス
これでレンジ[2][3][4]チェック。加えて追加効果も発動したからダメージは5+6+7=18ダメージね。
メリュジーナ
HP:271/300 [-18]
ホムラ
【マニューバ:多連装レーザーキャノン】
  • レンジ:4,5,6,7
  • 威力:3,3,3,3
  • 効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+2する。
ホムラ
1D6 → 3
ホムラ
消耗レベル+1、判定値を増やして達成値4にする
↺3セル、R4に
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
消耗レベル:2/7 [+1]
[7][6][5][4]、
(3+2)*4 = 20
メリュジーナ
HP:251/300 [-20]
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ViVi🦈

エネミーの攻撃着弾

  • 対象:1・3・5・7セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
対象者なし

エネミーの時空干渉

  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:背部より掃射される連装レーザー砲
「6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数分時計回りに移動する」等と記載されている場合です。いずれかのプレイヤーは6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数分、全てのPCのコマを指定された方向に移動させます。
これは、ドラグアロンが瞬間移動し、PCとの相対位置が変化したことを表しています。
1D6 → 2
↻2セル
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
!SYSTEM

ラウンド: 2

ViVi🦈

エネミーの攻撃宣言

  • 攻撃順:2
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[8-(攻撃着弾時にPCがいるセルの番号と同じ数)]
  • 時空干渉の内容:0セルへ向かって最大5セル移動
  • 演出:両翼より散布される拡散粒子爆雷
ホムラ

PCのアクション

【マニューバ:多連装レーザーキャノン】
  • レンジ:4,5,6,7
  • 威力:3,3,3,3
  • 効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+2する。
ホムラ
1D6 → 3
ホムラ
↻1セル、7まで
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
[6][7]
メリュジーナ
HP:245/300 [-6]
ホムラ
間合いが図りづらい。
ホムラ
チェック:✔
クリス
マニューバ:ヴァリアブル・レールガン。
クリス
2D6 → 7[6,1] = 7
クリス
バーニアに融通効かない…7に退避。
チェック[4]。ダメージは4点ね。
トウコ
【マニューバ:ファランクスブレード】
レンジ:0,1
威力:5,6
効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+3し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+5する。
ブースト値:3
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
トウコ
3D6 → 15[6,5,4] = 15
メリュジーナ
HP:241/300 [-4]
クリス
チェック:✔
トウコ
消耗レベル+1!判定値をプラスして9、反時計回りにR2から9距離移動するわ!
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
トウコ
7距離以上移動したので、各レンジ[0][1]の威力が+5されて、合計21ダメージ。

突っ込んだ方が被害が少ない。咄嗟に判断して推力比を最大に変更、軋みを上げる関節も無視。
流星のような速度で斬り抜ける砲弾と化す。
トウコ
消耗レベル:2/7 [+1]
メリュジーナ
HP:220/300 [-21]
トウコ
チェック:✔
ViVi🦈

エネミーの攻撃着弾

  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[8-(攻撃着弾時にPCがいるセルの番号と同じ数)]
  • 演出:両翼より散布される拡散粒子爆雷
8-7 = 1
この時、シールド枚数が1以上のPCは、消耗レベルを1上昇させる代わりに、シールドを1枚消費します。
ホムラ
シールド枚数:3/4 [-1]
クリス
シールド枚数:2/3 [-1]
トウコ
シールド枚数:1/2 [-1]
ViVi🦈

エネミーの時空干渉

  • 時空干渉の内容:0セルへ向かって最大5セル移動
全てのPCを該当セルに向けて、最大で指定されたセル数分まで移動させます。
指定されたセルに着いた場合、その時点で移動は終了します。
この時、移動する方向はPC毎に最短距離となる方向にします。いずれの方向も同じ距離であった場合、進む方向はプレイヤーが選択します。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
ホムラ
R2まで
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
クリス
R2へ。
トウコ
L2へ移動。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
!SYSTEM
BGMを変更 by ViVi🦈
LuciaRize-08 | METATRON - by SHIKI30%
!SYSTEM

ラウンド: 3

ViVi🦈

エネミーの攻撃宣言

  • 攻撃順:3
  • 対象:「L」セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:2
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、反時計回り↺に移動
  • 演出:片翼から発射される拡散重力砲
トウコ
【マニューバ:ファランクスブレード】
レンジ:0,1
威力:5,6
効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+3し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+5する。
ブースト値:3
トウコ
3D6 → 9[1,6,2] = 9
トウコ
判定値6。時計回りに6距離移動するわ。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
トウコ
レンジ[0][1]をチェック、11ダメージよ。
メリュジーナ
HP:209/300 [-11]
トウコ
チェック:✔
クリス
【マニューバ:ヴァリアブル・レールガン】
レンジ:2,3,4
威力:2,3,4
効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。
   その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+3する。
クリス
2D6 → 3[1,2] = 3
クリス
効果使用宣言。判定値3、時計回りに2マス移動でR4へ。
レンジ[2][3][4]チェック。効果も使ってるから18点ダメージよ。
クリス
消耗レベル:3/7 [+1]
メリュジーナ
HP:191/300 [-18]
クリス
チェック:✔
ホムラ
引き続き【マニューバ:多連装レーザーキャノン】
  • レンジ:4,5,6,7
  • 威力:3,3,3,3
  • 効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+2する。
ホムラ
1D6 → 4
ホムラ
効果を使用
ホムラ
消耗レベル:3/7 [+1]
ホムラ
↻、7まで移動
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
[4][5][6][7]
メリュジーナ
HP:171/300 [-20]
ホムラ
――捉えた。ファイア。
デュアルウィングミサイル、「次の攻撃で上昇する消耗レベルを-3する」の効果に(最低0)の表記がないから
受けなかった分の消耗レベル回復してくれんか
ViVi🦈

エネミーの攻撃着弾&時空干渉

  • 対象:「L」セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:2
  • 演出:片翼から発射される拡散重力砲
対象者なし
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、反時計回り↺に移動
1D6 → 2
反時計回り↺、2セル
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
ViVi🦈
!SYSTEM

ラウンド: 4

ViVi🦈

エネミーの攻撃宣言

  • 攻撃順:4
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[8-(この攻撃に対するマニューバでの移動セル数)]
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:口腔より放たれる追尾レーザー砲
ホムラ
じゃあわたしから
【マニューバ:多連装レーザーキャノン】
  • レンジ:4,5,6,7
  • 威力:3,3,3,3
  • 効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+2する。
ホムラ
1D6 → 5
ホムラ
↻、5セル移動してL5まで
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
[5][6][7]
メリュジーナ
HP:162/300 [-9]
HP:171/300 [+9]
HP:162/300 [-9]
ホムラ
チェック:✔
ホムラ
ふう。危ないところだった。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
クリス
その分装甲も厚いでしょうに、ホムラちゃんは心配性ね。
【マニューバ:ヴァリアブル・レールガン】
レンジ:2,3,4
威力:2,3,4
効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。
   その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+3する。
トウコ
うっかりで帰って来なかったらリンカーが悲しむわよ……
クリス
2D6 → 6[4,2] = 6
クリス
効果使用。判定値5にして7まで移動。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
クリス
レンジ[2][3][4]チェック。18点いくわよ!
クリス
チェック:✔
消耗レベル:4/7 [+1]
メリュジーナ
HP:144/300 [-18]
トウコ
そろそろ当たったらヤバいかも……気合い入れるか。
【マニューバ:ファランクスブレード】
レンジ:0,1
威力:5,6
効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+3し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+5する。
ブースト値:3
トウコ
3D6 → 15[3,6,6] = 15
トウコ
消耗レベル+1。反時計回りに9距離移動して、7へ移動するわ。
レンジ[0][1]チェック、21点ダメージ。気合い抜刀ぉ!
トウコ
チェック:✔
メリュジーナ
HP:123/300 [-21]
トウコ
消耗レベル:3/7 [+1]
ホムラ

エネミーの攻撃着弾&時空干渉

ViVi🦈
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[8-(この攻撃に対するマニューバでの移動セル数)]
  • 演出:口腔より放たれる追尾レーザー砲
ホムラ
8-5 = 3
シールド枚数:0/4 [-3]
クリス
8-5=3
トウコ
8-9 = -1
クリス
シールド枚数:0/3 [-2]
消耗レベル:5/7 [+1]
クリス
うーん、そろそろ厳しいかな?
ViVi🦈
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
1D6 → 6
時計回り↻、6セル
トウコ
L1へ移動。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
R1
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
クリス
L1
ViVi🦈
!SYSTEM

ラウンド: 5

ViVi🦈

エネミーの攻撃宣言

  • 攻撃順:5
  • 対象:0・2・4・6セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:背部より掃射される連装レーザー砲
クリス
【ドラグマニューバ:ピアシング・アサルトブレス】
レンジ:3,4
威力:20,10
効果:このマニューバの判定値を+2する。
   このマニューバによってエネミーにダメージを与えた場合、次にエネミーに与えられるダメージの値を2倍にする。
クリス
シールド枚数:3/3 [+3]
クリス
2b6+2
クリス
2D6 → 11[6,5] = 11
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
クリス
判定値8。時計回りに回って7まで移動しちゃいましょうか。
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
クリス
レンジチェック[3][4]、30点ファイア!
メリュジーナ
HP:93/300 [-30]
クリス
装甲を砕いたわ。トウコちゃん、あそこお願いね!
クリス
チェック:✔
トウコ
了解!次行くわ!
【ドラグマニューバ:ディメンション・ウィングブレード】
レンジ:0
威力:35
効果:このマニューバの判定値を+3する。
   このマニューバによってエネミーにダメージを与えた場合、次のエネミーの時空干渉では、自身は移動しないことを選んでもよい。
トウコ
シールド枚数:2/2 [+1]
3D6 → 13[3,4,6] = 13
6+3 = 9
トウコ
時計回りに2距離移動して、レンジ[0]がチェック!
35点ダメージ……クリスが開いてくれた中核部分への道で、倍加して70ダメージ!
メリュジーナ
HP:23/300 [-70]
トウコ
オッケー、決められるなら決めちゃって!ホムラ!
トウコ
チェック:✔
ホムラ
了解。
【ドラグマニューバ:デュアル・ウィングミサイル】
  • レンジ:6,7
  • 威力:15,20
  • 効果:このマニューバの判定値を+2する。このマニューバによってエネミーにダメージを与えた場合、今回のエネミーの攻撃の「攻撃着弾」では、全てのPCの上昇する消耗レベルの値を-3する。
ホムラ
1D6 → 1[1] +2 = 3
まぁ勝負に出て失敗してもデルウハ殿が研究所を壊滅させるだけだから
ホムラ
↻2セル、R3まで
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
……時空の乱れが大きい。
ViVi🦈

エネミーの攻撃着弾&時空干渉

ホムラ
シールド枚数:4/4 [+4]
ViVi🦈
  • 対象:0・2・4・6セルにいる全てのPC
  • 上昇消耗レベル:3
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:背部より掃射される連装レーザー砲
ダメージは対象者なし
時空干渉
1D6 → 1
時計回り↻、1セル
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
R4にきた
トウコ
拒否!あんたが死ぬまで張り付いてやる!
クリス
L6ね
!SYSTEM
マップ状態を更新 by うさりんご
!SYSTEM

ラウンド: 6

ViVi🦈

エネミーの攻撃宣言

  • 攻撃順:6
  • 対象:全てのPC
  • 上昇消耗レベル:[攻撃着弾時にPCがいるセルの番号と同じ数]
  • 時空干渉の内容:6面ダイスを1つ振り、出た目と同じセル数、時計回り↻に移動
  • 演出:両翼より散布される拡散粒子爆雷
クリス
【マニューバ:ヴァリアブル・レールガン】
レンジ:2,3,4
威力:2,3,4
効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。
   その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+3する。
クリス
2D6 → 5[4,1] = 5
クリス
判定値4、L2へ移動。
レンジチェック[2][3][4]、ダメージ9点!
クリス
チェック:✔
メリュジーナ
HP:14/300 [-9]
最近よく実感するんだけどみーるさん日常への帰還よりスタイルの完遂の方にリソースを置いている感じがある
トウコ
【マニューバ:ファランクスブレード】
レンジ:0,1
威力:5,6
効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+3し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+5する。
ブースト値:3
トウコ
3D6 → 8[5,1,2] = 8
トウコ
時計回りに5距離移動、レンジ[0][1]を起動して11点ダメージ!

「最後、任せたッ!」推進器から黒煙を曳きながら、罅割れた大剣で最後の一刀を振り抜き、叫ぶ。
トウコ
チェック:✔
!SYSTEM
マップ状態を更新 by 湊
メリュジーナ
HP:3/300 [-11]
うさりんご
スタイル貫かない生き様になんの意味ある?
ホムラ
【マニューバ:多連装レーザーキャノン】
  • レンジ:4,5,6,7
  • 威力:3,3,3,3
  • 効果:このマニューバによる判定を行った直後、自身の消耗レベルを+1しても良い。その場合、判定値を+1し、次のダメージの算出時、このマニューバの全ての威力を+2する。
ホムラ
1D6 → 5
ホムラ
↻4セル、7へ
[4][5][6][7]
ホムラ
3+3+3+3 = 12
メリュジーナ
HP:-9/300 [-12]
!SYSTEM
マップ状態を更新 by ViVi🦈
ホムラ
ここは相手の攻撃の着弾地点。でも――先に墜とせば、問題ない!
レーザーキャノンの出力を限界以上まで高め、放たれた光条は砲身もろともにドラグアロンを溶かすッ!
!SYSTEM
BGMを変更 by ViVi🦈
Cristierra-14 | Silent sky - by SHIKI30%
ViVi🦈

サマーエンドチャプター

この際、エンディングのシチュエーションは戦闘の結果によって次のように分かれます。

<夏の終わり>

戦闘に勝利し、かつドラグブライドが消滅していない場合のエンディングです。ドラグブライドとリンカーの別れが描かれます。
このエンディングでは、戦闘終了時のドラグブライドの消耗レベルによって、以下のようにシチュエーションが分かれます。これは、ドラグブライドの消耗の程度により、消滅までの時間が異なるためです。

Ⅱ・朝陽

失意に塗れた不本意な生の中で新たに得る物もあろうよ
ViVi🦈
消耗レベルが4~5の場合のエンディングです。
救われた世界の新しい一日の始まり。朝陽と共に、ドラグブライドは消滅します。
うさりんご
それは敗走だから別ジャンルなんだよなぁ…
ViVi🦈

クリス&クレア

クリス
二階の窓をこんこん、と硬質のものがノックする音。
音は少しだけ遠慮がちだ。――部屋の主が眠っていたら、気づかない程度の音量。
クレア
――――……?
音が聞こえた気がしたが、ここは二階。その窓をノックする者など、あるはずがない。――約ひと月前に現れた、奇妙な同居人を除いては。
カーテンを開ける。眩しい。
クリス
「あら、クレアちゃんったら。早起きなのね」
クレア
「きのうまで、まあまあ朝が早かったですから……」
クリス
明るくなり始めた空を背景に、機械の翼長大な銃を携えて機械少女が笑っている。
クレア
「って、そんなことは、どうでもいいんですよ」
クリス
「あら。ちゃんと勝ってきたわよ、って報告に来たのに」
クレア
「その姿は……でも、いまここにいるってことは――終わったんですか?」
クリス
こういう時はこういうポーズすれば伝わるのよね。人差し指と中指の二本を立てるぶいさいん
「ちょっとだけ時間余ったから、来ちゃった
クレア
「……お疲れさまです! って言い方で、いいんでしょうか」戦いというのは、ちょっとよくわからない世界。
クリス
「いいんじゃない?」 ――まあ、わたしも正直分からないけど。
クレア
「なら、よかったです」
クリス
「これからわたしは還るけど……クレアちゃんも新学期、大丈夫そ?」
クレア
「うーん……そうですね。まあ、いままでどおりには」
聖杯貰ったりいい感じに話を纏めてガチャの方に行く時間のタイミング
クリス
「そ、それならきっと大丈夫ね」
ドラグブライドには全員共通の製造目的があり、わたしはそれを果たしたのだから善い結末だったと言えるだろう。
クレア
「あ。余裕ができたら、長期休み以外でもアルバイトを入れられるかなあ、とは思ってます」
「ちょっと進歩、ですかね」
クリス
リンカーには……普通の人間には、製造目的はない。だからきっと、その足で、未来を決めていけるのだ。
「ふふ、じゃあそのうち見に行くわね」
クレア
「ええ……? あんまり、困らせないでくださいよ」
クリス
「今より成長したクレアちゃん、楽しみにしてるわ!」
クレア
苦笑。いろいろな意味で。
「あの、わたし」
クリス
「うん?」
クレア
「この夏は、楽しかった、です」
クリス
――ふふ。それならわたしも、あなたのところに来た甲斐はあったかな」
軽く地面を蹴る。それだけの動作で機械翼が推力を生み、明けの空へと舞い上がる。
「あなたの夏が、また楽しい日々になりますように!」
ラストメッセージ「あなたの未来が輝くものでありますように」
ViVi🦈

Ⅲ・碧空

消耗レベルが1~3の場合のエンディングです。
ただ一度の夏の終わり。澄み切った晩夏の青空の下で、ドラグブライドは消滅します。

ホムラ&歩

!SYSTEM
背景を変更 by ViVi🦈
BG000e2
ホムラ
――扉を開けると適度に冷えた空気が流れてきて、外気の暑さとコントラストを作り出した。
やはり、開けている時間は最小限に留めるべき。
速やかに身を屋内へとすべらせ、破壊しない限界の速度で扉を閉める。
(宅内に響く大きな物音)
これでよし。
「だから扉を………いや、いい」
ホムラ
「おかしい」
頭を掻きながら、盛大な音と共に帰って来た闖入者を迎える。
ホムラ
「約一ヶ月におよぶ観察のかぎり、この時間帯に歩が活動していることは稀」
「そりゃあ、まぁ。待ってたからな」
「待ってたっつーか、寝れなかったっつーか……」
ホムラ
「わたしが出撃してから、もう十二時間以上が経過している」
「最後の時に、寝てて何も分からないまんま終わるってのも、どうにも想像すると怖くなったっつーか」
「……いや、まあ、俺が起きてても何もできねえけどさ」
ホムラ
「歩が恐怖を感じる必要はない。なくなった。わたしは、使命を果たしたから」
「そっか……良かったよ。もう一度お前の顔が見れて」
ホムラ
「そう。わたしは……謝らないといけないことがある」
「謝るって……何を?」
ホムラ
「当たらなかった。ミサイル」
「…………?そ、そうか」
ホムラ
「使命は果たしたけど、約束は果たせなかった。痛恨の結果」
「いや、それは比喩っつーか………ふっ、ははっ」思わず軽く噴き出し、身を屈める。
ホムラ
「だから、寝てる歩を前にこっそり謝って、撤収するつもりだった」
「その完璧な計画も……歩が起きていたことで崩れた。もうダメかもしれない」
「いいんだよ。生きて帰って来たんなら、そいつらには痛い目遭わせたんだろ」
ホムラ
「うん。快勝。圧勝と言ってもいい」
「それに、その完璧な計画が上手い事言ってたら、おれが礼を言えなかったしな」
「だったらいいよ。よく頑張ったな、ありがとう、……ホムラ」
ホムラ
「感謝されるようなことをした覚えは、ない」
「でも、わるい気分ではない。もらい得」
「むしろわたしから、歩には感謝の念を伝えたい。ありがとう。おかげで、いろいろ食べられた。充実」
「おれの飯を美味いって食べてくれた。墓参りに付き合ってくれた。世界のついでに、おれの未来も守ってくれた」
「……おれの方が貰いっぱなしだ。だから、釣りのひとつも持って行けよ」といって、冷蔵庫を開き、何がしかを取り出す。
ホムラ
「おみやげ。もらう」
お前が帰って来るならと思って、寝付けないついでに焼いといた。……まぁ、少しはお前のおかげで、前向きになれたと思う」
焼き菓子の類はそれなりに得意だ。口に合えばいいが。
ホムラ
「これは……すでに、いい匂いがする。楽しみにする」
「ん。……もう行くのか?」
ホムラ
「うん。日が高くなる前が、頃合い」
「そうか」
ホムラ
「それじゃあ、わたしはそろそろ行く。もう危険はなくなったから、歩はゆっくり眠るといい」
何と言ってやればいいのか、言葉に迷う。
勝つにせよ負けるにせよ消滅が定められている相手に、どんな言葉を送れるというのか。
「……いや。うん」
「さっきも言ったけど……ありがとう、ホムラ。おれも元気でやるから」
「お前も…達者でな」
ホムラ
「うん」
結局、そんな在り来たりの言葉しか返せなかった。
ホムラ
応えて、空へと上がる。決戦を経てなお大きな消耗のない駆体は、危なげもなく飛翔していく――
ViVi🦈

トウコ&輝

!SYSTEM
BGMを変更 by 湊
Make a field Music-World Travelers-02 | Bustling Market30%
トウコ
「というわけで無事8月26日を迎えもう昼よ!起きてるかしら寝てたら2秒で起床しなさい!」
門司輝
「うるせぇな起きてるわ!!」
トウコ
だんだんだん!と窓を叩く。単分子ブレードでうっかり切っては危ないので左の空手だ。
「あらちゃんと起きてる。よかった、もうすぐ二学期なのに生活サイクル崩れてたら戻すのが大変だもの」
門司輝
カーテン閉めてたのは基本締め切りだからなんてもう知ってるはずなのにうるせぇんだよなこいつ。
「さすがに今週学校始まるってのにまだ昼まで寝てるかよ…そんなことも詳しいのかよ」
トウコ
「当然じゃない!ドラグブライドはリンカーの未来を取り戻すために戦うんだもの」薄い胸を自慢げに張る。
「夏休みが終わった後は地獄のようなうだる残暑の中二学期が来るの。ちゃんと事前リサーチ済みよ!」
門司輝
「その『地獄のような二学期』に文化祭も含まれてるんだけどな?」 だから行事と勉強の二段構えで地獄になるともいう。
「……お前も二学期学校来れたらよかったのにな」
トウコ
「いいじゃない。せっかくここまで準備したんだから、しっかりあたしの分も楽しんできなさいよ」
門司輝
「責任重大だな……」
…………いや、まあ、楽しみになっていることは否定しない、けど。
トウコ
「クラスメイトのみんなも、アンタの友達も、皆一丸になって頑張ったんだもの。ちゃんと開催出来たら、本当にうれしい!」
「……あっ、そうだ!昨日のスマホ、今持ってる?」
門司輝
「……あ、持ってるつーかしまってあるけど……」 出した方がいいのか?
トウコ
「折角だし、開けて開けて。ほら、あと余命1時間もない美少女のお願いを聞きなさいよ」
門司輝
「自分で言うと悲壮感薄れるんだよなあ……」 えーと、パスワードはっと……(ぽちぽち)
トウコ
0105トウコ!写真開けて!」4桁のPINを伝えて、その先を急かす。
門司輝
「開いた。……これ?」
トウコ
そこには、ヒカルとクラスメイト達の写真が収められていた。
門司輝
「……盗撮?」
トウコ
文化祭の準備に取り組む中で撮り貯めたものだろう。全てヒカルをメインに、周囲に人が集まる様子を撮影している。
「皆には一応許可とってあるし」
門司輝
「俺は聞いてないが???」
トウコ
「言ったらサプライズになんないし」
「後からこんな事もあったねーって話をするには写真が便利だって書いてあったわ!」
門司輝
「……お前は一枚も写ってないのに?」
トウコ
「今回の文化祭で繋いだ人の縁、これを機にもっと強くするチャンスよ!」
「え」
ぎく、と擬音がしそうなほどに固まる。
門司輝
「お前も一応ここまではクラスの一員だったのに?撮る方に専念して忘れてたか?」
トウコ
「それは……ホラ………ドラグブライドには過去にいたずらに干渉してはならないってタイムパトロール法が適用されたりとか……?」
門司輝
「人のクラスの文化祭内容に思いっきり干渉してんじゃねぇかタイムパロトール様」
トウコ
「ぐうっ」
「………いや、あんまりあたしの思い出残すとほら、アレかなって」
「もう会えなくなるんだし辛い思い出になんないかなー……って………」
門司輝
「アレとは」
トウコ
普段の勢いが嘘のようにしぼみ、下を向いて指で髪先を弄っている。
門司輝
「……トウコ」
トウコ
「な、なに」
門司輝
シャッターボタンタップ、はいチーズ。ぱしゃっ。
「お、つむじしか映ってねぇ」
トウコ
「ちょっとあたしの話訊いてた!?」
門司輝
「人の夏にこんだけ爪痕残しといて自分の写真だけNGとか、ないだろ」
トウコ
「だ、だって……ていうか、構えてない女子に断りもなくシャッターを押すのはマナー違反よ!書いてあったもん!」
「だから、どうせ撮るならやり直しを要求します!」
門司輝
「人を無断で撮った奴とは思えない台詞。じゃあ撮るぞー、3ー、2-、1-」
トウコ
「わーちょっと待って待って早いばか!!」慌てて窓から身を乗り出し、ヒカルの傍らに顔を寄せる。
門司輝
「いやちょっと待、」慌てて動画撮影モードだった画面を停止させ、インカメラにして。
「そのつもりならちゃんとキメ顔しろよ。3-、2-、1」
トウコ
「……ふんっ!」気合いでハイライトを輝かせ笑顔。ドラグブライドってこう言う事も出来たんだ。すごい。
門司輝
――撮れたのは、きらっきらの輝かしい笑顔と、ほんの少し口角を上げただけの二人の写真。
肩組んで撮ったとは思えないアンバランスが、この夏の象徴みたいだった。
トウコ
「ほんっとにもう……予定全部台無し………さっぱり格好良くお別れするはずだったのに……」
ぶつぶつと窓の外に体育座りで浮きながら不満を漏らしている。
門司輝
「俺の夏の予定全部壊してったんだからこれでお相子だろ」
トウコ
「ふ、ふん!こっちは人生掛けた終活の予定壊されたんですから重要度がちがいますー!」
「……ま、あたしの人生掛けてアンタの未来は開いてあげたからさ。精々次の夏は予定通りに行くことを祈ってるわ!おーっほっほっほ!」
門司輝
「壊した奴が言う台詞じゃないだろそれ……」
トウコ
「それはそうかも」
門司輝
「……まあ、予定通りに行かなくてもそれはそれで。それも楽しんでみるから、さ」
トウコ
「ん。それなら安心」鉄の翼を震わせ、推進器に火を点ける。
門司輝
――いってらっしゃい、トウコ」
トウコ
「ヒカル!──あたしがいなくても、ちゃんと起きて学校行きなさいよ!」
最後までお節介を焼きながら、笑みを作った少女は弾丸のような速度で青空に吸い込まれていった。
!SYSTEM
背景を変更 by ViVi🦈
BG000a1
!SYSTEM
BGMを変更 by ViVi🦈
西向く侍-終わる世界とスーツケース-04 | 蒼に揺蕩う30%

出目統計

23456789101112合計平均
23456789101112合計平均
うさりんご
0.0%116.7%0.0%116.7%233.3%116.7%0.0%0.0%0.0%116.7%0.0%6回6.33

BGMリスト

背景リスト

背景
BGM