いずこかの“｜泡沫世界《バブルワールド》”から特殊な力を引き出します。

この魔法は、“奈落の魔域”やそれに準ずる環境でなければ行使できません。また、行使は10秒（１ラウンド）に１回までにかぎられます。

行使時に１ｄし、次の表に対応する「エッセンス」を得ます。「エッセンス」それ自体は効果をもたず、《鋼鉄のバスティオン》《魔獣のランペイジ》《氷炎のカタストロフ》《光輝のベネディクション》《冥闇のインペイルメント》《狂嵐のデスティニー》いずれかの秘伝によって活用することでゲーム上の意味をもちます。

魔法の効果時間（＝20秒（２ラウンド））が過ぎると、「エッセンス」は失われます。また、次の手番で「エッセンス」が残っているあいだにこの魔法を再び行使するならば、行使に先立って以前の「エッセンス」が失われ、その後で魔法の効果を解決します。

拡張効果１

消費拡張素材

〈悪魔の血晶〉１つ

拡張時間

１回

エッセンス決定の「１ｄ」を２回振り、任意の一方の出目を採用します。

拡張効果２

消費拡張素材

〈アビスシャード〉１つ

拡張時間

６時間

魔域外であってもこの魔法を行使できます。

対象の地点に、擬似的かつ不安定な〈｜奈落の核《アビスコア》〉を作製します。この〈奈落の核〉は、魔法の効果時間（＝30秒（３ラウンド））のあいだ存在し続けますが、奈落魔法【エクスキューション】によって破壊されうるほか、真語魔法【パーフェクト・キャンセレーション】または森羅魔法【オールダウン】によって解除される可能性があります。他の手段では原則として解除できませんが、前記三種類の魔法と同格・同質とＧＭが判断する手段であれば、そのかぎりではありません。

これによる〈奈落の核〉は、キャラクターでも構造物でもなく、視界を遮りません。

作製された直後の〈奈落の核〉は、「新生状態」です。

次の術者の手番の開始時に「成熟状態」に変化し、さらにその次の手番の開始時に「臨界状態」に変化します。「臨界状態」になって以降は、状態は変化しません。

作製した〈奈落の核〉自体は特別な効果をもたず、次に示す秘伝魔法【フラクチャー・インスタントコア】によって参照されることで意味をもちます。

この魔法によって作られた〈奈落の核〉が存続しているあいだ、この魔法を再度行使することはできません。

拡張効果１

消費拡張素材

〈大悪魔の結晶〉１つ

拡張時間

１回

この魔法を補助動作で行使できます。

拡張効果２

消費拡張素材

〈アビスシャード〉１つ

拡張時間

１回

この魔法を「射程／形状：１（10ｍ）／起点指定」として行使できます。

【ジェネレート・インスタントコア】によって作製した〈奈落の核〉を崩壊させ、その内包されていたエネルギーを解き放ちます。

その〈奈落の核〉が存在する位置（エリア、座標）を基準として、対象のキャラクターすべてに、衝撃属性の魔法ダメージ、もしくは、ＨＰ回復の効果を与えます。ダメージを与えるか回復を与えるかは、秘伝の使用時に、習得者が一方を選び、対象すべてに選んだほうの効果がもたらされます。これによるＨＰの回復は、「分類：アンデッド」「分類：魔法生物」「分類：魔動機」にも有効です。回復効果に属性はありません。

具体的な「対象」と、ダメージおよび回復の値は、〈奈落の核〉の「状態」によって変動し、次のとおりです。

この魔法の解決後、その〈奈落の核〉は消滅します。

拡張効果１

消費拡張素材

〈大悪魔の結晶〉１つ

拡張時間

１回

レベルにかかわらず、この魔法を戦闘特技《ダブルキャスト》による追加の魔法行使で行使できます。

拡張効果２

消費拡張素材

〈アビスシャード〉１つ

拡張時間

１回

対象のキャラクターごと、ダメージを与えるか回復を与えるかを選べます。

“｜泡沫世界《バブルワールド》”の理を周囲に満たします。

《鋼鉄のバスティオン》《魔獣のランペイジ》《氷炎のカタストロフ》《光輝のベネディクション》《冥闇のインペイルメント》《狂嵐のデスティニー》のいずれかの効果を使用可能な状態でのみ、行使できる魔法です。

この魔法を行使したとき、前述のいずれかの秘伝の効果を使用します。その効果は、この魔法の「対象」におよびます。それらの効果は、この魔法の達成値に等しい達成値をもちます。

この魔法の対象は「／すべて」ですが、例外的に、《魔法制御》を適用できます。

この魔法には《魔法拡大／時間》を適用できません。

拡張効果

消費拡張素材

〈大悪魔の結晶〉１つ

拡張時間

１回

レベルにかかわらず、この魔法を戦闘特技《ダブルキャスト》による追加の魔法行使で行使できます。