【変魔練体法】
- 入門条件
- デーモンルーラー技能&エンハンサー技能&50名誉点
練体士たちがもちいる練技のほとんどは、肉体が人間離れした姿へと変化する作用をともないます。下位の練技であれば、その多くは比較的身近な動物――猫やガゼルなど――を思わせる変容ですが、上位の練技ともなれば、強力な魔物のそれと言って差し支えないほどに、劇的に変化します。
一方で、魔神使いたちの操る召異魔法にも、みずからの肉体を魔神のそれへと変貌させるものが多くあります。
この共通点に着目し、双方の術を融合させ、魔神さながらの強力な能力を再現するのが、この技術体系です。
魔神の器官を再現するため、通常の練技よりもさらに、使用者は人間離れした姿となります(召異魔法のそれと同等と思ってください)。このことから、事情を知らぬ者に目撃された場合には、あらぬ誤解を受ける可能性が大いにあり得ます(召異術師がそうであるのと同様に)。
流派装備
この流派データには、流派装備が存在しません。
秘伝
《魔神の吐息Ⅰ》
《魔神の吐息Ⅱ》
《魔神の吐息Ⅲ》
《魔神の吐息Ⅳ》
- 必要名誉点
- 20
40
60
80
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 【ファイアブレス】&デーモンルーラー技能3レベル
《魔神の吐息Ⅰ》&デーモンルーラー技能6レベル
《魔神の吐息Ⅱ》&デーモンルーラー技能9レベル
《魔神の吐息Ⅲ》&デーモンルーラー技能12レベル
- 限定条件
- 【ファイアブレス】
- 使用
- デーモンルーラー技能 or エンハンサー技能
- 適用
- —
- リスク
- —
- 概要
- ブレスで攻撃する
- 効果
魔神さながらのブレスを吐いて攻撃します。
この秘伝は、一般的な秘伝とは異なり、技能のレベルが「前提」に組み込まれています。
これは、練技【ファイアブレス】の持続中のみ使用可能な秘伝です。
「形状:射撃」で、対象に魔法ダメージを与えます。ダメージの属性は、使用時に「炎」「水・氷」「毒」からひとつを選択します。この効果は、「抵抗:半減」です。
「射程」「対象」「威力」は次のとおりです。
秘伝 射程 対象 威力 《魔神の吐息Ⅰ》 1(10m) 1エリア(半径3m)/5 10 《魔神の吐息Ⅱ》 2(20m) 1エリア(半径4m)/10 20 《魔神の吐息Ⅲ》 〃 1エリア(半径5m)/15 30 《魔神の吐息Ⅳ》 〃 1エリア(半径6m)/20 〃 判定の基準値と追加ダメージは、「召異魔法の魔力」か、「エンハンサー技能レベル+筋力ボーナス」となります。いずれをもちいるのかは、やはり使用時に選択します。ただし、「召異魔法の魔力」をもちいる場合でも、これはあくまで秘伝であり、「魔法」ではないことに注意してください(〈マナリング〉の効果など、「魔法」と限定されている利益や不利益は適用されません)。
使用者が戦闘特技《魔法収束》または《魔法制御》を習得しているならば、宣言することで、この秘伝の効果にもそれを適用できます。(《魔法拡大/**》など、他の宣言特技は適用できません)
《魔神の潜水》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 【スケイルレギンス】&デーモンルーラー技能3レベル
- 限定条件
- 【スケイルレギンス】
- 使用
- —
- 適用
- —
- リスク
- —
- 概要
- 効果
水棲魔神の生態を再現し、水中での呼吸を可能とします。
この秘伝は、一般的な秘伝とは異なり、技能のレベルが「前提」に組み込まれています。
これは、練技【スケイルレギンス】の持続中のみ効果をもつ秘伝です。
習得者は、水中での呼吸が可能となります。ただし、水中で発声できるのは、「魔神語」にかぎられます。他の手段により水中発声が可能となっているならば、(その他の手段の許すかぎりにおいて)言語の限定はありません。
《魔神の生命》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 【リカバリィ】
- 限定条件
- 異界の門から10m以内
- 使用
- —
- 適用
- —
- リスク
- —
- 概要
- 【リカバリィ】の回復量を「デーモンルーラー技能レベル」に置き換えられる
- 効果
習得者自身が開いた“異界の門”から10m以内(基本戦闘においては隣接するエリアまで)にいるあいだにかぎり、効果をもつ秘伝です。
習得者は、【リカバリィ】を使用するに際して、回復量を「デーモンルーラー技能レベル」とすることを選べます。
《魔神の臨戦》
- 必要名誉点
- 100
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《足さばき》
- 限定条件
- 通常移動
- 使用
- デーモンルーラー技能
- 適用
- —
- リスク
- —
- 概要
- 効果
練体士の呼吸法により、召異魔法の効果を迅速にあらわします。
習得者は、通常移動をおこなった手番であっても“補助動作で行使可能かつ「対象:術者」の召異魔法”にかぎり魔法を行使できます。同様に、“補助動作で行使可能かつ「対象:術者」の召異魔法”を行使した手番であっても、それに該当しない魔法を行使していないのであれば、通常移動をおこなえます。
秘伝魔法
これらは、すべて召異魔法です。
- 1
- ≫【デモンズアームⅡ】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- MP5
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 【デモンズアーム】と同様の効果をもち、持続を【ジャイアントアーム】と同じくする
- 効果
腕を魔神のものと変化させ、攻撃を強化します。
この魔法は、練技【ジャイアントアーム】と同時に使用します。
【デモンズアーム】(⇒『ML』34頁)と同様の効果をもっています。(補助動作で行使できる点と、「時間」は異なることに注意してください)
この魔法は、同時に使用した【ジャイアントアーム】が持続しているかぎりは、解除されません。一方で、同時に使用した【ジャイアントアーム】が解除されたならば、この魔法も(残り時間にかかわらず)ただちに消滅します。
(この魔法の実質的な利点は、補助動作で行使できることにあります)
術者が《練体の極意》を習得しているならば、この魔法は「時間:30秒(3ラウンド)」となります。
- 2
- ≫△【デモンズドッジⅡ】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- MP7
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 【デモンズドッジ】と同様の効果をもち、持続を【ケンタウロスレッグ】と同じくする
- 効果
脚を魔神のものへと変化させ、俊敏な身のこなしを可能とします。
この魔法は、練技【ケンタウロスレッグ】と同時に使用します。
【デモンズドッジ】(⇒『ML』34頁)と同様の効果をもっています。
この魔法は、同時に使用した【ケンタウロスレッグ】が持続しているかぎりは、解除されません。一方で、同時に使用した【ケンタウロスレッグ】が解除されたならば、この魔法も(残り時間にかかわらず)ただちに消滅します。
(この魔法の実質的な利点は、【ディスペル・マジック】等の、対象を魔法に限定された手段では解除されないことにあります。一方で、練技を解除しうる手段では(結果的に)解除されてしまうことが、欠点です)
術者が《練体の極意》を習得しているならば、この魔法は「時間:30秒(3ラウンド)」となります。
- 7
- ≫△【デモンズシェル】
- 必要名誉点
- 70
- 消費
- MP4
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 30秒(3ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 防護点+1、持続を【ビートルスキン】と同じくする
- 効果
アルガギスのような甲羅で体表を覆い、身を守ります。
この魔法は、練技【ビートルスキン】と同時に使用します。
術者は防護点が+1されます。
この魔法は、同時に使用した【ビートルスキン】が持続しているかぎりは、解除されません。一方で、同時に使用した【ビートルスキン】が解除されたならば、この魔法も(残り時間にかかわらず)ただちに消滅します。
術者が《練体の極意》を習得しているならば、この魔法は「時間:90秒(9ラウンド)」となります。
- 10
- ≫△【デモンズフライトⅡ】
- 必要名誉点
- 100
- 消費
- MP12
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 【デモンズフライト】と同様の効果をもち、持続を【ワイドウィング】と同じくする
- 効果
魔神の翼を得て、自在に飛び回ります。
この魔法は、練技【ワイドウィング】と同時に使用します。
【デモンズフライト】(⇒『ML』37頁)と同様の効果をもっています。(補助動作・戦闘準備で行使できる点と、「時間」は異なることに注意してください)
この魔法は、同時に使用した【ワイドウィング】が持続しているかぎりは、解除されません。一方で、同時に使用した【ワイドウィング】が解除されたならば、この魔法も(残り時間にかかわらず)ただちに消滅します。
(この魔法の実質的な利点は、補助動作・戦闘準備で行使できることと、【ディスペル・マジック】等の、対象を魔法に限定された手段では解除されないことにあります。一方で、練技を解除しうる手段では(結果的に)解除されてしまうことが、欠点です)
術者が《練体の極意》を習得しているならば、この魔法は「時間:9分(54ラウンド)」となります。